マメ知識

【マメ知識】水草水槽の「光」

【マメ知識】水草水槽の「光」

みなさんこんにちは!
アクアフォレストメンテナンス事業部の轟です!

本日は水草水槽の光についてお話しようと思います!
昨今は各メーカーのライトが優秀なので、各水槽サイズに合うライトを適量点灯させれば大体の水草がしっかりと育つ時代になりました。
なのでそこまでややっこしく考えなくても水草水槽が作れる時代なんですが、基本を知っていれば応用が利くようになります!
そうなればより自由にもっと簡単にアクアリウムが楽しめるようになりますのでお付き合いください!今回のお話で皆様のアクアライフがより豊かになれば幸いです。

今日のブログでは。。。
◎水草水槽の光とは
◎ライトの点灯時間について
◎水草を真っ赤にするには
◎ライトのご紹介
この4点をお話したいと思います。

先にお話ししておきますが、いくら明るいライトを使っているからといってもそれだけでは水草は綺麗に育ちません。
光の他に、肥料や二酸化炭素、水質など様々な要素が揃って初めて元気に育つようになります!
「肥料」や「二酸化炭素」、水質と深く関わる「底床」については、ちょっと前にブログで書きましたので興味のある方は当店ブログ「マメ知識」カテゴリーをご覧ください!

それでは本題に移りたいと思います!
まずはこちらから、、、

◎水草水槽の光とは
水草は光合成をして生活しているので、光は言わばご飯のようなものです。
そのためライトは水草水槽に必要な各種機材のなかで一番重要と言ってもよいでしょう。
肥料や二酸化炭素添加が無くても水草はすぐには枯れませんが、ライト無しではすぐに枯れてしまいます。

ですが!
取り扱いは一番簡単かもしれません。

肥料や二酸化炭素は使用方法を間違えると無意味になってしまったり、むしろ逆効果だったりしますが、ライトは電源を入れて点灯させればOKなので、技術的、知識的な差は生じづらいでしょう。
予算をかければどなたでも同じ環境が手に入りますよ(笑)

ライトを選ぶ際はメーカーサイトや商品パッケージを見て選ぶと思いますが、あまり見かけない単位が出てきたりしてちょっと分かりづらいですよね。
なのでざざっとご説明致します!

大きく分けると。。。
○水草育成として 明るさ:lm(ルーメン)波長:nm(ナノメートル)
○見た目として 色温度(K)、演色性(Ra)
以上、4項目の単位で表されていることが多いです。

水草の育ちに関しては基本的にlmを見ればOKです。
波長が~みたいなお話もありますが白いライトを使っているならそんなに気にしなくても大丈夫。
色温度と演色性は見た目の色合いですね。
演色性に関しては最近のライトはどれもかなり高い数値なのでこれもあまり気にしなくて大丈夫。
色温度は見た目が大きく変わるので、出来れば実際の水草水槽で使用しているものを見てお選び頂きたいですね!

それではそれぞれ詳しくご説明いたします!

・明るさの単位
単位:lm(ルーメン)
lm(ルーメン)とは一言で表すと光の量ということです。
蛍光灯やメタハラ時代ではW(ワット)を基準にしていましたが、消費W数に対する光量がコロコロと変わるご時世なので(どんどん進化して効率がよくなっているので)W単位では十分に説明できなくなってしまいましたね。
そこでLED照明がほとんどを占める今はlm(ルーメン)を使って明るさを示すようになりました。

↓に水槽サイズ別の一覧表を作ってみました。
※二酸化炭素添加をしている想定です。添加をしていない場合はもっと暗くて大丈夫。むしろ明るすぎるとコケが出るかも

水槽サイズ  陰性水草メイン  陽性水草メイン
30cm×20㎝×25cm(H)  350lm  700lm以上
45cm×30㎝×30cm(H)  1000lm  2000lm以上
60cm×30㎝×36cm(H)  1500lm  3000lm以上
90cm×45㎝×45cm(H)  3000lm  6000lm以上
120cm×45㎝×45cm(H)  4000lm  8000lm以上
120cm×45㎝×60cm(H)  5500lm  11000lm以上

※補足
・陰性水草メインの場合
これよりもっと暗い環境でも大丈夫なのですが、見た目がかなり暗くなってしまうので美観も考えてこれくらい明るい方が良いよーといった感じです。
・陽性水草メインの場合
ADA社のライト(アクアスカイGシリーズ、アクアスカイムーンシリーズ、ソーラーシリーズ)を使えば陽性水草メインの1.5倍くらいlmが高いかな?
ADA社ソーラーRGBを90㎝、120㎝に使うと陰性水草メインくらいのlmなんですけど、なんでかがっつり陽性水草が育ちます。
なのであくまで目安くらいに思ってください!
私のまだ知らない理由があるんだと思います。

一台で数値に届かないライトは複数台乗せて対応しましょう!

・波長
単位:nm(ナノメートル)
人の目で見える光の波長範囲は360~830nmです。
これを可視光と言いnm(ナノメートル)で表します。
波長にはそれぞれ色があって、紫380~430nm、青430~490nm、緑490~550nm、黄550~590nm、オレンジ590~640nm、赤640~770nmくらいです。
これら赤・青・緑(三原色RGB)の光を人の目が認識してすべての色を感じているわけです。

光合成に利用される光は、=クロロフィルなどの光合成色素よって吸収される光ということです。
クロロフィルの場合では主に、400~500nmくらいの青い波長と600~700nmくらいの赤い波長の光を吸収します。
500~600nmくらいの緑色の波長は吸収効率が悪いのであまり吸収されず反射します。そのため植物は緑色に見えています。

光合成には青い波長が~、赤い波長が~みたいに強調して書かれていますが、そこまで厳密に気にしなくても大丈夫です。
たしかに赤い波長は光合成に利用されますが、赤い波長を増やすと見た目に暗くなってしまいます。
青い波長を増やすと緑色がキレイに発色しません。
というか白い光は三原色RGBがすべて混じっているから白く見えるわけなので、そこまで気にするか?といった感じです。
一応、青い波長には水草を横に這わせる作用があったりもするんですが、気にしたことはありません。
波長にこだわるよりも十分なlmを用意することに注意した方が良いですよ!
青いライト、赤いライトは白いライトに比べて暗いので、波長はバッチリでも暗い、、、
なんてことになると意味無いよ!というのが個人的な意見です。

ちなみに↑のお話と矛盾しますが緑色の波長もじつは光合成に利用されているみたいです。
効率も青や赤に負けないくらい使用しているみたいですね。
「光合成 波長」とかで検索すると東大教授の論文が出てくるので興味のある方はぜひご一読ください!

・色温度
単位:K
色温度とは光の色を数値で表したものです。
数値が低いほど暖色系、高いほど寒色系に発色します。
朝日、夕日の色温度は、大体2000Kくらい、昼間の太陽光は大体6000Kくらいです。
ちなみに電球色のランプは大体2800Kくらい、昼光色の蛍光ランプが大体6500Kくらいです。
アクアリウムメーカーが出している水草用ライトは色温度をちょっと高くしていて、6500K~12000Kくらいの少しだけ青味がかった白いライトが多いです。このほうが水の透明感が出て綺麗に見えます(6000Kくらいだとちょっと黄色く見えます)

見た目の印象なのでこの辺は個人の好みで選ぶと良いです。
温かみのある6000Kくらいのライトにするか、10000Kくらいの色温度高めの青っぽいのにするかは実物も見て選べると良いですね。
個人的には10000Kくらいのちょっと高めの色温度が好きです。

・演色性
単位:Ra
太陽光が当たっている時と同様に色を再現している状態をRa100として、値が100に近い物ほど演色性が高いと言えます。
ちなみに一般家庭用の白い蛍光管はRa60くらいです。
鑑賞するために水草水槽を作っている方が多いと思いますので、重要な指標だと思います。ただし、いくら演色性が高いと言っても暗くては水草が育たず本末転倒なのであくまでも光量(lm)をしっかり確保してからのお話しですね。
とはいえ最近発売されているライトはRaが高いものが多いのでそこまで気にしなくても良いかも

実際に管理する際に有用なことをまとめると、、、
・lmを基準に明るさが足りているか確認する
・色温度を見てご自分の好きな色を把握する(点灯しているものを見比べる)
以上2点です!
肥料や二酸化炭素、水質なんかよりよっぽどシンプルですね。

お次はこちら!
◎ライトの点灯時間について
初心者の方アルアルとして「ライトを点けっぱなしににてたらコケまみれになっちゃった。。」というものがありますが、長時間ライトを点灯するとコケの発生原因になります。また、点灯時間が短すぎても水草が調子良く育ちません。

水草にも体内時計のような機能があるので、「今日は午前中から夜まで」「明日は夜から明け方まで」というように日によって点灯時間がずれてしまっても調子良く育ちません。そのためライトは毎日決まった時間に点灯させることが重要です!

水草水槽の場合、点灯時間を6時間~8時間程度としましょう!という意見が多いです。
しかし私はこれだとちょっと短いんじゃないかな?と考えています。後述する「水草を赤くするには」でも書きますが、ある程度長い時間点灯させたほうが水草が調子良く育ちます。
この調子良くというのは枯れる枯れないという事では無く、より人が見て美しいと感じる状態に育つという意味です。
店舗では営業時間に合わせて11時間点灯、自宅の水槽は7:00~19:00の12時間点灯でずっと管理していますが、特に大きな問題は発生していませんよ!
むしろ茂みの密度や葉の発色、色艶がより美しく育っていると思います。

長時間点灯で一番気になるところは、皆さんコケの発生量だと思いますが、それは短時間点灯と比べるとたしかに多くなります。
最初から多く発生するという前提でセッティングから作っていれば短時間点灯とやる事は変わらんです。
変えているのはコケ取り生物の投入量くらいでしょうか。

基本的に水草水槽における最良のコケ予防法は水草の代謝を上げて水草の水質浄化能力を最大化させることだと考えているので、まずは水草の代謝をいかに素早く上げるかということを考えています。
私は代謝の良い人の方が風邪を引きづらいのと同じような感覚と捉えています!

ライトも肥料もそうですが、しっかり与えないと水草の代謝が上がらないのでいつまでも
水草に元気がないからコケに負けちゃう→コケがあるから点灯時間を短く、肥料を少なく→さらに水草の元気が無くなる→以下繰り返し
みたいな負のスパイラルに嵌ってしまうと大変ですよ!
コケは一気に退治するのがコツです。
一時的に短時間点灯、肥料が少ない状態を作るのは効果的ですが、長期化すると肝心の水草も元気が無くなってしまいます!

ここまでだと長時間点灯をオススメしている感じですが、たとえば8時間点灯でコケも無く綺麗に管理されている水槽があるとして、その水槽の点灯時間を12時間にしたら、コケが発生する可能性大です。
水草の代謝もそれに合わせて上がり、より多くの肥料や二酸化炭素を消費します。全体のバランスを取り直す必要があるのでちょっと注意が必要ですよ。
なので私はバランスを考え直すのが面倒なので最初から長時間点灯で管理しています!
途中から点灯時間を増やす場合は慎重に行うと良いですよ!!

点灯時間をまとめると↓ような感じです。
()内はそれぞれ下限と上限です。
これ以下でも以上です管理することは可能ですが、一応の目安ということで。。。

(5時間)6時間-8時間(12時間)

・点灯する時間帯
点灯する時間帯は毎日一定であれば、午前中でも午後でも昼でも夜でも大丈夫です。

例えば、、、
8:00~16:00   8時間点灯
20:00~6:00 10時間点灯
みたいな感じで、ご自分が水槽を見る時間に合わせて点灯するのが良いでしょう。
一定でないと水草の体内時計が狂って調子を崩してしまうので、タイマーは必須だと思います!

※夜に点灯する場合、昼に光が水槽に入ると水草が反応して成長してしまう場合があります。
こうなると葉がヒョロヒョロと立ち上がるように伸びたり、赤みが薄れてしまうことがあるので、明るい場所に水槽を設置している方は昼間に点灯時間を設けた方が良いかもです。

続いては店頭でもご質問の多いこの話題!
◎水草を赤くするには
水草の葉がなぜ赤くなるのかというと、、、
強い光から身を守るため
なんです!

水草は光合成をして生きているわけですが、光合成は光エネルギーを使用して生化学エネルギー(ATP等)を作る光化学反応とその生化学エネルギーを利用してCO2を固定する反応に大まかに分けることが出来ます。
なんらかの要因によって光化学反応が減少し、生化学エネルギーが少なくなるとCO2固定があまり進まなくなります。
このような状況になると、本来はCO2固定に利用されるはずだった光エネルギーが余り活性酸素を発生させます。
活性酸素は葉緑素を破壊してしまうため、水草は葉の表面にアントシアニン(赤色)を作り余分な光をカットするようになります。
水草は葉を赤くすることによって強すぎる光から葉緑素を守っているということですね!

なんらかの要因とは、水草の育成にマイナスとなる要因は全て当てはまります。
例えば、肥料不足、肥料過多、低水温、強すぎる光などなどです。

えーストレスが原因なら、CO2添加しない方が赤くなるんじゃない?
肥料入れなきゃいいんじゃない??

と思うかもしれませんが、成長に必要な要素が少なすぎると育成そのものが上手くいかないので、ほどほどにする必要があるんですね。
要するにある程度の環境を揃えて
「光が余っている」
状況が必要ということです。
この余っているという表現は肥料その①の「リービッヒの最小律、ドべネックの要素樽」のあたりを参考にしてください!

それでは具体的に水草を真っ赤に育てる条件をご説明しますね!
それは、、、
①光量
②CO2
③肥料
④水質
以上、4点を揃えてあげればOKです。
それではそれぞれ詳しくご説明いたします!

①光量
まず一番重要なのが、十分な光量です。
水草の赤い色は「アントシアニン」の色です。
アントシアニンは強い光に対する防衛反応なので、まずは強い光を当てない事には真っ赤な水草に育てることは出来ません。
人間に例えると日焼けするような感じですね。冬の弱い日光ではあまり日焼けしないような感じでしょうか。
葉が赤くなるのは強い光に対するストレス反応なんですね。
↑で作った表の陽性水草メインのlmくらいは欲しいですね。

点灯時間も重要です。
8時間程度が良いとされることが多いですが、長時間点灯したほうが赤が強くでます。
アクアフォレストの営業時間は11時間なので、展示水槽は11時間点灯しているものが多いですが、8時間点灯と比べると赤はかなり発色しますね。
蛍光灯やメタハラと比べるとLEDは長時間点灯しないと赤の出が悪いような気が。。。。
点灯時間を長くする際は、コケもその分生えやすくなりますので、コケ対策と併せて行うようにしましょう!

②CO2
赤くするには十分な代謝が必要なので、しっかりCO2を添加する必要があります。
添加していても十分な濃度が無いと真っ赤にならないのでこの記事を参考に適正量を添加するようにして下さい!
目安としては20mg/L以上の濃度にしたいところ(30mg/Lくらいあると理想的です)

③肥料
↑と同じで十分な代謝が必要なので、それに見合う肥料が必要です。
特に鉄(Fe)が有効と色々なところで言われていますが、他の元素が欠乏しても赤くならないのでバランスが重要です。
肥料についての詳しいお話は→を読んでください!その①その②その③おまけ

④水質
水質に関しては②と③に深く関わってきます。
一言で言うと「弱酸性の軟水」にすると赤くなりやすいです。
(pHが高いと鉄分系肥料の効きが悪くなる、硬度が高いとCO2の効きが悪くなる等)
水質は底床の影響をモロに受けるので栄養系ソイルを使用すると簡単に弱酸性の軟水になるので有利ですよ。
底床についての詳しいお話はこの記事を参考にしてください!

おまけ
光を余らせなくちゃいけないので、理想的なバランスで管理して光が余っていない水槽だと赤くならない場合があります。
変な話ですが、その場合はさらに強力なライトに変えたり、点灯時間を長くしたりするなど「光が余っている」状況を作る必要があります(または光以外の要素のレベルを下げる)
また、理想的なバランスで管理している環境下では鉄分をガンガン消費するので、鉄分肥料を添加していない場合は不足する可能性大です。
興味のある方は水質検査薬で鉄分を測ってみると良いでしょう(テトラの廃番だからもうセラのしかないかも)
なかなか鉄分不足の状況って起きないのですが、高レベルで管理していると割とよく発生しますよ!
そんな時は鉄分肥料の出番です。

コケも出てないし水もピカピカだし、水草超元気なのにぜんぜん赤くならん!

なんて時にはこのお話を思い出してください。
感覚的に赤くなる環境を図にすると↓のような感じです。
最後はこちら!
ライトカタログです。
◎ライトのご紹介
最後に今回の話を踏まえ、新宿店に在庫しているorメンテナンス先で使用中のライトをご紹介いたします!
ご紹介するライトは全て水草が育つか実験済みですよ!
上から順に。。。
・適合サイズ
・商品名
・lm
・色温度(LEDの仕様上バラツキがありますが)
・消費W数
・1W当たりのlm数
です!

今回ご紹介するライトはRaが高いものばかりなのでRaは除外しました。
それと「1Wあたりのlm」も記載してみました。
この数値が高いほど省エネということです。
ライト選びのご参考までに!
それではいきます。

ADA アクアスカイGシリーズ
当店でもっとも人気のあるLEDライトです。
サイズ展開は60㎝水槽までですが、見た目の良さと明るさを両立しています。
明るさベースで見てみると実はそこまで他社のライトと価格があんまり変わらなかったりします。
独特の緑がかった色は好みの分かれるところなので、出来れば実機でご確認ください!
lmは十分にあるので、特に明るさのことは気にしなくても良いと思います。
301~451まではガラス厚5mm、601、602は6mm用なので注意してください!

メーカーHP

適合サイズ 30㎝ 36㎝ 45㎝ 60㎝ 60㎝
名称 アクアスカイG301 アクアスカイG361 アクアスカイG451 アクアスカイG601 アクアスカイG602
lm 900-1200 900-1200 1400-1600 1800-2100 3600-4200
色温度 7000-8000 7000-8000 7000-8000 7000-8000 7000-8000
消費電力 15 15 22 30 60
1W/lm 60以上 60以上 60以上 60以上 60以上


ADA アクアスカイムーンシリーズ

アクアスカイGシリーズの約1.5倍の明るさがあります(アクアスカイG602を除く)
フレーム部分が曇りガラス状になっている、ミラーユニットが付いているのが特徴です。
30㎝と36㎝はオーバースペックかな~と感じますが、451.601はアクアスカイGシリーズよりも水槽サイズに対しての光量バランスが優れていると感じます。

メーカーHP

適合サイズ 30㎝ 36㎝ 45㎝ 60㎝
名称 アクアスカイムーン301 アクアスカイムーン361 アクアスカイムーン451 アクアスカイムーン601
lm 2150-2450 2150-2450 3450-3650 4250-4450
色温度 7000 7000 7000 7000
消費電力 25 25 40 50
1W/lm 86以上 86以上 86以上 86以上


ADA ソーラーRGB

待望の吊り下げ式LEDライト。
緑色が強いので好みが分かれるところですが、私は好きなライトです。
ちなみに自宅の水槽は120cm×60cm×60cmに2台使用しています。
キューバパールがしっかりと育っているので、育成面でのストレスは感じたことはありません。
水草は蛍光灯に近い育ち方をするので、往年の水草ファンにも受けるのでは??
ただし、家の中も緑色の光に包まれます。そして水草もコントラストを上げた画像のような発色になります。特に赤の発色は見事なので純粋に水草の美しさを楽しみたい方には向いているライトだと思います。
また、吊り下げ式なのでスタンドに取り付けるか、天井から吊るす必要がありますので注意してください。

メーカーHP

適合サイズ 90cm1台、120cm2台、180cm3台
名称 ソーラーRGB
lm 3000-3500
色温度 9000-12000
消費電力 130
1W/lm 23


ゼンスイ LED+シリーズ

これを使っているプロショップ多し!
60cm以下のサイズは↑のアクアスカイシリーズに落ち着くことが多いですが、90cm以上のサイズはこのシリーズを使う事が多いです。1W/lmが優れているので省エネです。
今回ご紹介するのは水草育成用のストロングホワイトですが、他にもパーフェクトクリアー、シャイニングブルー、ビューティーバイオレットがあります。
お魚メインの水槽で赤や青い色が欲しい場合はそれぞれ組み合わせると良いですよ!
2017年秋に開催されたイベント「グリーンアクアリウム」では120㎝×45㎝×60㎝サイズでストロングホワイトを3台使用しました。リシアもグロッソもコブラグラスも問題無く育成出来ましたよ!

メーカーHP

適合サイズ 30㎝ 45㎝ 60㎝ 90cm 120cm 150cm 180cm
名称 LED+ストロングホワイト LED+ストロングホワイト LED+ストロングホワイト LED+ストロングホワイト LED+ストロングホワイト LED+ストロングホワイト LED+ストロングホワイト
lm 875 1050 1724 2150 2907 3690 4446
色温度 6500 6500 6500 6500 6500 6500 6500
消費電力 8.6 10 18.7 24 31 38 46
1W/lm 118 118 118 118 118 118 118


テクニカ LEDライトシリーズ

バツグンの光量です。今のところ、一番明るいLEDかもしれません。
しかしここまで光量いらないかも。。。とにかく明るさを求める方にオススメです。
独特の青白い光は好みの分かれるところですが、水が透明に見えるので好きな人は好きな感じです。
新宿店店頭の90㎝水槽にて実機を使用中なのでご来店の際は見てみてください!

メーカーHP

適合サイズ 60㎝ 90㎝
名称 LEDライト60クリア LEDライト90クリア
lm 4800 7600
色温度 10000 10000
消費電力 48 98
1W/lm 100 93


GEX クリアLEDパワーXシリーズ

黒いライトをお探しの方はコレですね。黒くて薄いボディーで見た目も良いです。
水草もしっかりと育つことを確認していますよ!
実は当店はずっとGEXのLEDを使って展示水槽を作っていたりします。
パワーⅢシリーズ、PGシリーズもしっかり水草が育つのを確認していますので安心して使用してください!
色温度が高く水の透明感が2割り増しくらいに見えますよ。
90cmまでしかないのが残念。120cmサイズも欲しいところ。

メーカーHP

適合サイズ 20-30㎝ 40-50㎝ 60㎝ 90㎝
名称 クリアLEDパワーX2030 クリアLEDパワーX4050 クリアLEDパワーX600 クリアLEDパワーX900
lm 300 1000 1400 2100
色温度 8000 11000 11000 11000
消費電力 5.5 14.5 22 29
1W/lm 54 68 63 72


コトブキ フラットLEDシリーズ

コストパフォーマンスに優れているライトです。とりあえず1台で初めて、二酸化炭素導入に合わせて後でもう一台追加する等の使い方も出来ます。
お魚メイン、水草メイン、ビギナーからマニアの方まで広く対応可能です。
光源が白、青、赤の3色が灯るので水面に白い光の他に青い光と赤い光も映り込みます。
水面からも水槽を見る方は一応注意しておいた方が良いでしょう。

メーカーHP

適合サイズ 30-36㎝ 40-45㎝ 60㎝ 90㎝ 120㎝
名称 フラットLED300 フラットLED400 フラットLED600 フラットLED900 フラットLED1200
lm 385 590 1130 1830 2345
色温度 8500 8500 9200 10000 10000
消費電力 5 10 14 28 33
1W/lm 77 59 80 65 71


水作 スマートLEDライトシリーズ

アーム式ライトながらそこそこ水草が育ちます。
30㎝~45㎝スリム水槽くらいサイズで初めて水草水槽を始める方にオススメです。
全ての水草が育つわけではありませんが丈夫な水草は十分育成可能です。
※光量が少ないので高さ20㎝程度までの水槽で使用するのが良いでしょう。

メーカーHP

適合サイズ 23-36㎝ 40-45㎝
名称 スマートLEDライトA220 スマートLEDライトA420
lm 560 980
色温度 多分7000くらい 多分7000くらい
消費電力 7 12
1W/lm 80 81


GENTOS そだつライト GEX クリアLEDリーフグロー

金魚鉢や20㎝以下の極小さなアクアリウム用のライトです。
十分に明るいので水草がしっかりと育ちます。
しっかりボトルで水草を楽しみたい方にぜひオススメのライトです。いろいろ遊べると思います。
小型サイズで作るコケリウムやパルダリウム、テラリウムにもオススメです。

リーフグローHP
そだつライトのメーカー(そだつライトは載ってないです)

適合サイズ 20㎝以下 20㎝以下
名称 そだつライト クリアLEDリーフグロー
lm 250 300
色温度 多分6500くらい 6500
消費電力 3.2 4
1W/lm 78 75

以上です!
どんどん新しいライトが出てくるので、↑の表はすぐに陳腐化してしまうとは思いますが、今ならライト選びに役立つと思います!
ライトは水槽のインテリア性にも大きく影響を与えるので、見た目や色温度等、ご自身の好みに合うものをお選びくださいね。
ご不明な点がございましたら店舗にてお気軽にご相談ください!

これで「水草水槽の光」についてのお話しはお終いです。
お次は水草水槽のバクテリアについてのブログを書こうと思いますのでお楽しみに!!

アクアフォレスト出張サービス

アクアフォレストではお客様のご希望に合わせ、豊富な経験と知識で様々なご要望にお答えします。
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