60㎝水槽向けのライトが多数発売されておりますので照度計(ルクス)を使って比較をしてみました!
ライトのパッケージには光束(ルーメン)で光の強さを表示していることが多いですが
ルーメンはライトが出している光量であり水草に当たっている光量ではありません。
水深によって光の届く量が変わってきますので今回は照度(ルクス)で確認をしてみました。
ルクス、ルーメン、カンデラなどの光を数値化したものの違いなどはネット検索などをして頂くと
たくさんサイトが出てきますので調べてみてください。
今回のルクス計測もこれだけが全てではなく、水草が好む波長だったりちょうどよい照射時間など
水草の育つ要因はたくさんあります。
あくまで一つの指標としてとらえて頂きたいですが、ライト選びの判断基準になると思います。
計測内容
60×30×36㎝水槽を用意して水槽中心部(ライト直下最も明るい)、水槽の角(最も暗い)の2点を
計測しました。
※ライト無点灯時(室内の明るさ) 中心部200ルクス 角190ルクス
※お手頃価格の照度計のため多少の誤差はあると思います。
コトブキ フラットLED600(1130ルーメン、10800円) 中心2760ルクス 角1910ルクス
コトブキ フラットLED600を2台 中心4960ルクス 角3700ルクス
水作 ライトアップ600(936ルーメン、5940円) 中心2100ルクス 角1570ルクス
水作 ライトアップ600を2台 中心3780ルクス 角2940ルクス
GEX パワーⅢ600(1000ルーメン、12096円) 中心2550ルクス 角1780ルクス
GEX パワーⅢ600を2台 中心4660ルクス 角3680ルクス
GEX パワーX600(14000ルーメン、12420円) 中心3240ルクス 角2290ルクス
GEX パワーX600を2台 中心6030ルクス 角4680ルクス
ゼンスイ LEDプラス600SW(1724ルーメン、12420円) 中心2250ルクス 角1630ルクス
ゼンスイ LEDプラス600SWを2台 中心4140ルクス 角3160ルクス
ゼンスイ ナノスリムホワイト(1978ルーメン、14040円) 中心2800ルクス 角2000ルクス
ゼンスイ ナノスリムホワイトを2台 中心5050ルクス 角3950ルクス
ADA アクアスカイG601(1800ルーメン、20520円) 中心部3020ルクス 角2590ルクス
ADA アクアスカイG602 (1800ルーメン×2列 37800円)中心部5870ルクス 角4790ルクス
おまけ計測
アクアスカイ451(1800ルーメン、14400円) 中心部4450ルクス 角3530ルクス
アクアスカイ451G(1400ルーメン、18360円) 中心部3100ルクス 角2620ルクス
アクアスカイ451ムーンミラーセット(3450ルーメン、25920円) 中心部7850ルクス 角6820ルクス
計測結果を見てフラットLEDとパワーXは体感よりも数値が良かったです。
逆にアクアスカイGはやや低めの数値が出た印象です。
水草が光合成に使いやすい波長がどれだけ含まれているかという部分もあるので一概に
ルクス数だけでは判断できませんが、前景の水草を育てる十分な光量は
5000ルクスぐらいだと思います。これ以上の光量があれば
水草が光量不足で育たないということは無いと思います。
グロッソスティグマは4000ルクスぐらいあれば這わすことが出来ると思います。
ADAの営業の方も侘び草の有茎草をしっかりと育てるには5000ルクスぐらい
あったほうが良いという話をされていたと思います。
本気の水草レイアウトにはアクアスカイ602Gまたはナノスリム2台、パワーX2台あたりが
オススメですね。
作りたいレイアウトによって必要な光量は変わりますので、店頭にてご相談ください。
お客様のニーズに合わせてライトや二酸化炭素セットの提案をさせて頂きます。