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【マメ知識】水草水槽に最も適した水質

【マメ知識】水草水槽に最も適した水質

みなさんこんにちは!
アクアフォレストメンテナンス事業部の轟です!

本日は水草水槽の水質についてお話しようと思います。
水の質と書いて「水質」、目に見えないので見過ごされがちですが水草水槽にとって、とても重要な要素なんです!

今回のブログでは
①水草水槽に適した水質
②最適な水質を作る方法
③どうして適しているのか?
この3点をお話ししようと思います!
初心者の方は①と②だけでも覚えておいて頂ければとりあえずは大丈夫ですよ~。
それでは始めます。
※水草水槽には他に重要な要素が4つあります。その他の4つについては↓の記事をお読みください!
水草水槽の成り立ち

①水草水槽に最も適した水質
最初に結論からお話しすると
「弱酸性」「軟水」です。
すでに水草水槽を楽しまれている方は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
具体的に数字にすると↓な感じです。

水質 数値
pH 5.5 ~ 6.5
GH 3以下
KH 3以下

大体このくらいになっていれば大丈夫です。
ぴったりこの数値内でなくてもOKですよー

ここでは詳しいお話は省きますが、この数値内なら水草がCO2、肥料を効率良く利用できます。
これだけ覚えているだけでも役に立つと思いますよ!

現在、水草レイアウトでよく使用する水草はほとんど↑の水質で大丈夫です。
よっぽどキワモノの水草を使わない限りは↑の数値だけ覚えて頂ければOKですよー
※例えば、GH、KHが0に近くないとダメな種類(ホシクサ等)もあったりするので注意してください!

続きましてはこちら!
②最適な水質を作る方法
正直にお話しすると、日本の水道水はとっても優れているので水質調整をしなくともそれなりの状態の水草水槽が出来ます。しかし調整することでさらに「コケの少ない」「水草がキレイ」な水槽になります。

それでは水草水槽に適した水質にするにはどのような方法があるでしょうか?
まずは水道水の水質を見てみましょう。

新宿区の水道水 数値
pH 7.5前後
GH 3前後
KH 3前後

※関東一帯は概ね同じような水質です。

最適な水質からは数値に開きがありますね。
「ん?ウチ水質調整してないけど元気に育ってるけど??」
という方は多いと思うのですが、それは「ソイル」が水質を調整しているからなんですね。
水草水槽にはソイルを使いましょうと言われる所以です。

水質調整のもっとも簡単な方法はソイルを使用することです。
ソイルを使用することでどなたでも簡単に水草に適した水質を作ることが出来ます。
なぜソイルが水草に良いかはこちらをお読みください。
水草水槽の底床選び
当店でオススメしている水草用のソイルは↓の二つです。

商品名 ADA アクアソイルアマゾニア
所感 水草水槽にイチオシのソイルです。
水草の成長を考えるならこれ一択で良いでしょう。
高光量、CO2添加のある水槽で無いと良さを引き出せません。
本格的な水草水槽で使用するべきソイルですよ!
メリット ・水草の好む水質を長期に渡り維持してくれる
・肥料を豊富に含んでいる
デメリット ・有機物、肥料の含有量が多く立ち上げに少しコツがいる

 

商品名 ジュン プラチナソイル
所感 立ち上げやすいソイルです。
初心者の方に特にオススメです。
セットの初期の濁りが少なく、扱いやすいです。
メリット ・セット初期の濁りが少ない。
・肥料余りになりづらい
デメリット ・肥料切れが早い。
・水質調整能力が切れるのが早い

注意!
ソイルの水質調整能力はずっと続くわけではありません!
上記のソイルの場合、
ADA アクアソイルアマゾニア  2~3ヶ月程度
ジュン プラチナソイル 1ヶ月程度
で効果は無くなります。
石を大量に使用している、頻繁に換水をしている等の条件でもっと短い期間で効果が無くなります。
ソイルの水質調整能力が無くなって水草の調子が悪くなったら、下記の商品を使いましょう!

水質検査、水質調整グッズ紹介!
水質を調整する前にまずは水槽の水質を調べる必要があります。
実際の数値を把握してから水質を調整するようにしましょう!
実際に私が使用しているものをご紹介いたします。
※KHだけ計ればGHは測らなくても大体大丈夫です。
pH
テトラ  pH試薬
付属の試験管に飼育水を採り、試薬を入れて色の変化でみるタイプ。
アバウトに酸性~弱酸性~中性~弱アルカリ性~アルカリ性と測れます。
丈夫な水草を中心とした水槽なら十分に実用範囲です。
水質検査のエントリーモデルですね。
今は後程紹介するエコPHを使っています。

マーフィード エコpH
デジタル体温計のような要領で、pHを0.1刻みで測ることが出来ます。
試薬タイプより簡単に計測出来て、かつ正確な数値がでるので本格的な水草水槽を作るなら持っていて損は無いですよ。

KH
テトラ  KH試薬
こちらも付属の試験管に飼育水を採り、試薬を入れて色の変化でみるタイプ。
薬液の変化が何滴目で起きたかを数えて、その滴数をdHとして計測します。
店舗でも自宅でもこれを使っています。
今のところ、これで十分に間に合っています。

計測してみて、pH、KHが高い!下げたいよ!という場合は下記の商品がオススメ。

テトラ PH/KHマイナス
換水時等に入れることでpHとKHを低下させることが出来ます。
慣れてくると水槽に直で入れたりもしますが、バケツに水道水を汲んで、そこで水質を調整してから水槽に入れるのがセオリーです。概ね、100ℓ/10ml=10ℓ/1mlくらいが規定量です(pH7.0以上の場合)なので関東圏の水道水は7.0~8.0くらいなので換水時に使用するなら規定量で十分です。酸性度の強い薬品なので、上記のマーフィードエコpH等のデジタルpH計を使ってpH変化を見ながら使うと安心です。

ウォーターエンジニアリング リバースグレインシリーズ(画像はソフト)
活性炭のようなイメージで水中のアルカリ成分を吸着して硬度を低下させることが出来ます。
業界内評価の非常に高い商品ですが、あまり巷に広がっていないのが残念。
ピートモスみたいに水が茶色くならずに軟水化出来て、一度吸着したものを離さないので安心して利用できます。
60㎝水槽でこの箱1つで十分効果がありますよ。
水質調整系の商品は効いてる実感が無いものも多いですが、これはしっかり効きます。
ついでにコケの発生も抑えてくれますよ!

上記の商品を適時使用することによってソイルの水質調整能力が無くなった後も、水草に適した水質をキープすることが出来ます。
水槽セットして最初はキレイに水草が育っていたけど、最近なんだか調子が悪いな?と感じたらまずは水質を測ってみましょう!

③どうして適しているのか?
どうして今回ご紹介した水質が水草に適しているかと言うとそれは2つの要因があります。
水草の重要な5つの要素の内「CO2」と「肥料」に大きく影響しているからなんです。
特に高いpHは「CO2」と「肥料」の吸収効率がとても悪くなります。
私が管理するならpH7.0より高くしたくないですね~

それぞれ効率の良い水質はこちら
「CO2」
pH=6.0~6.6程度
KH=1~4

「肥料」
pH=5.5~6.5程度

これをまとめると↓になります。

水質 数値
pH 5.5 ~ 6.5
GH 3以下
KH 3以下

GHとKHは高いとpHが下がりづらくなるため3以下としました。
「上記の水質に納めないと絶対にダメだ」というものではありませんので、多少上下しても大丈夫ですよ。
肥料とCO2に関してはこちらの記事をお読みください!
CO2の適正量を知る
水草に必要な栄養素①
水草に必要な栄養素②
水草に必要な栄養素③

水質をコントロール出来るようになると、より簡単に水草を育てられるようになります。
水草が自由に育てられるようになれば、その分、自由にレイアウトに取り入れられますよ!
皆様のアクアライフがもっと簡単にもっと自由になるようになれば幸いです。
次回のブログもお楽しみに!!

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