みなさんこんにちは!新人の太田です!
新しく展示水槽を作ったのでご紹介します。
今回作った水槽はレグラスR-400 W400×D260×H300(26L)
前面の角が曲げてある見た目の綺麗な水槽です。
CO2を添加した本格的な水草水槽なのですが、設置場所の都合で定番の外部式フィルターが使えません。
そこで「底面フィルター」を使うことにしました。
底面フィルターといえば「ソイルでは使えない」「水草水槽に不向き」などの意見もありますが、実は水草水槽でも使えます。
底面フィルターの弱点である底床肥料が使えないポイントは、液体肥料を上手に使ってカバーしてあげます。
水草ふさふさリキッドシリーズは色々なシーンに合わせて、使い分けられるのでオススメですよ。
使用したのは「NISOOスライドベースパワー」。
水中ポンプタイプなのでエアリフト式と違ってCO2のロスがありません。
モーター音がちょっとうるさいですが、水槽内がすっきり見えるので美観が良いですよ。
パイプの長さはのこぎりなどを使って調整して水槽サイズに合わせて使いましょう。
今回は直線のパイプは使わずに頭の部分(L字のパイプ)だけを使用しました。
これなら水草が生長すれば、ポンプもパイプも隠れるので美観がよくなるんですよ!
レイアウトの骨組みは流木を使いました。
流木は浮かんでしまうので、すぐにレイアウトに使用できません。
そんな時は・・・
石などを重りを使って強制的に沈ませましょう。
そんな時に便利なのが新商品の「G-1接着剤」!
この接着剤は粘度の低い液体で素材の間に詰め物をして固めるタイプです。
いままで発売されていたアクアリウム用の接着剤は粘度が高くドロッとした液体で
素材同士の密着している必要がありました。
新しいG-1は素材同士に隙間があるときに活躍する接着剤で、間にティッシュなどを詰め込み
ティッシュごと固めてしまいます。
こんな感じで石をテープで固定してから、石と流木の間にティッシュを詰め込み接着剤をしみ込ませて
固まるのを待ちます。
固まったティッシュは水中で溶けることなく流木と重りの役目の石を固定し続けてくれます。
ティッシュに接着剤を垂らすだけなので簡単です!
見た目のほとんど変わらずに接着させることが出来ますよ。
流木は2本使ったのですが、つなぎ目に不自然なところがあったので「ウォーターフェザー」を巻き付けて
隠してみました。
水草や苔の使い方次第で流木のつなぎ目やカット面などを画することが出来るので
詳しくはスタッフにご相談くださいね。
見苦しい部分も水草を付ければ素敵なポイントに早変わりしますよ。
底面フィルターを隠すためには三角構図にしてみました。
流木の根元付近には「赤系水草」、周囲に「緑系水草」を植えました。
アクセントが欲しかったので、クリプトも配置して見た目の引き締め効果を出します。
前景はショートヘアーグラスを植えて緑の絨毯を作ります。
水草は初めにしっかりと植えて元気よく育てるのが綺麗な絨毯作りと
コケ防止のコツです。
コケ取りにオトシンクルスとヤマトヌマエビ、お魚はブリリアントブラックネオンを入れました。
今は黒い背景に同化してしまっていますが、水草が生長し背景が緑になればお魚の綺麗な黒が際立ちとても美しいと思います。
みなさんも底面フィルターを使って本格的な水草水槽を立ち上げてみましょう!