ミクロソリウムとは
ミクロソリウムは水中で生活できるシダの仲間で丈夫で育成しやすい水草です。
陰性植物のため強い光は必要とせず、二酸化炭素の添加が無くても育てることが出来るのでアクアリウム初心者の方でも枯らすことなく維持できると思います。
大きさも育成条件により変化します。小さい水槽でやや弱めの照明だと小さくなり、CO2を添加し、強めの照明の環境で育てると大型化します。
シダの仲間は普通の水草と違い底床に根を張らず、流木や石などに活着して生活します。
そのため流木や石のどの部分に活着させるかによって、レイアウトでの使用場所が変わってきます。
殖え方も風変わりで根茎を分割して増やす株分け方法と、古い葉に小さな子株を付ける方法があります。
東南アジアに多く分布していますが日本の暖かい地方にも生えているそうです。
ちょっと渋めの水草ですがレイアウトで使うと名脇役になってくれます。
お家の水槽で育ててみませんか?
ミクロソリウムいろいろ
いくつかミクロソリウムの一般種をご紹介します。
ミクロソリウム
水草の中でも丈夫さで言うと1.2を争うくらい丈夫な種類です。
二酸化炭素の添加が無くても枯れることが少なく、弱光量でも育ってくれます。
この水草は活着性があり流木や石に活着して生活しています。そのため、購入時にポットに入っていてもはずしてやり、流木や石にくっつけてあげましょう。(砂利に直接埋めることも出来ます)活着性があるため流木や石のどの部分に着けるかによって中景で使えたり、後景ようになったりするので自由度が高いです。
育成には弱酸性の環境でこまめに水換えしたほうががよく、アルカリ性が強いとあまりよく育ちません。二酸化炭素の添加は無くても育ちますが、添加してあげたほうが緑々しい綺麗な葉に育ちます。
肥料分は液体肥料(ADA社ブライティースペシャルシェイドなど)のみでよく、直接砂利に埋めたときでも根からの肥料吸収はほとんどありません。流木や石 に活着させるときは、ADA社のウッドタイトが使いやすいと思います。ウッドタイトを使って3-5センチ感覚で止めてあげると、ずれることも無く固定でき ます。流木に付けるのが面倒くさいという方は、流木付きもございます。小型の水槽の方には近縁種のミクロソリウムナローリーフもオススメです。
ミクロソリウム流木付き
丈夫なミクロソリウムを流木に活着させて使いやすしてあるアイテムです。これからレイアウトを考えている方、レイアウトでスペースが余ってしまっている方などにオススメです。流木は天然採集物なので同じ物はなく大きさはまちまちです。
おおまかな目安として18-25センチ前後の流木にミクロソリウムがつけてあり高さは20-40センチぐらいです。(大きめの葉をカットしてしまえば高さ 30センチぐらいの水槽でも使えると思います)二酸化炭素の添加は必ずしも必要ありませんが、添加したほうが綺麗に育ちます。肥料分は液体肥料(ADA社 ブライティースペシャルシェイドなど)のみでよく底床肥料は必要ありません。
ご自分の流木に活着させたいときや砂利に直接埋めたい時はポット入りのミクロソリウムをご購入ください。小型の水槽の方には近縁種のミクロソリウムナローリーフもオススメです。
ミクロソリウム・ウェンディロブ
ミクロソリウムの突然変異で、葉先が蛇の舌のように分かれて育つタイプ。作出したトロピカ社の社長ウェン ディロブさんの名前をとりこの名前になっています。普通のミクロソリウムより成長が遅くできれば弱酸性で二酸化炭素を添加した環境で育ててあげたほうが良 いとおもいます。ウェンディロブも通常種と同じように活着性があり流木や石に活着して生活しています。そのため、購入時にポットに入っていてもはずしてや り、流木や石にくっつけてあげましょう。(砂利に直接埋めることも出来ます)
葉先が細かいことから中景付近に使われることが多いですが流木や石のどの部分に着けるかによって中景で使えたり、後景ようになったりしますので色々試して 見ると面白いと思います。ミクロソリウム全般に言えることですが、新しい水を好むので少量でもよいのでこまめに水換えしてあげると良いでしょう。
肥料分は液体肥料(ADA社ブライティースペシャルシェイドなど)のみでよく、直接砂利に埋めたときでも根からの肥料吸収はほとんどありません。流木や石 に活着させるときは、ADA社のウッドタイトが使いやすいと思います。ウッドタイトを使って3-5センチ感覚で止めてあげると、ずれることも無く固定でき ます。流木に付けるのが面倒くさいという方は、流木付きもございます。小型の水槽の方には近縁種でやや小型のミクロソリウムナローリーフもオススメです。
ミクロソリウム・ウェンディロブ流木付き
ウェンディロブを流木に活着させてすぐに使えるようにしたアイテムです。普通のミクロソリウムよりやや背が 低いので中景辺りにも使えるお思います。レイアウトではセンタープラントとして、存在感を出してくれると思います。ウェンディロブはミクロソリウムの突然 変異で、葉先が蛇の舌のように分かれて育つタイプです。作出したトロピカ社の社長ウェンディロブさんの名前をとりこの名前になっています。普通のミクロソ リウムより成長が遅くできれば弱酸性で二酸化炭素を添加した環境で育ててあげたほうが良いとおもいます。
ミクロソリウム全般に言えることですが、新しい水を好むので少量でもよいのでこまめに水換えしてあげると良いと思います。肥料分は液体肥料(ADA社ブラ イティースペシャルシェイドなど)のみでよく、直接砂利に埋めたときでも根からの肥料吸収はほとんどありません。流木に付けるのが面倒くさいという方は, 流木付きもございます。小型の水槽の方には近縁種でやや小型のミクロソリウムナローリーフもオススメです。
ミクロソリウム・ナローリーフ
普通のミクロソリウムの細葉タイプで葉長も若干短く止まる事が多いタイプです。二酸化炭素の添加が無くても 枯れることは少なく、光量が少なくても育つことが多いです。この水草は活着性があり流木や石に活着して生活しています。そのため、購入時にポットに入って いてもはずしてやり、流木や石にくっつけてあげましょう。(砂利に直接埋めることも出来ます)
活着性があるため流木や石のどの部分に着けるかによって中景で使えたり、後景ようになったりするので自由度が高いです。水質は出来れば弱酸性の環境でこま めに水換えしたほうががよく、アルカリ性が強いとあまりよく育ちません。二酸化炭素の添加は無くても育ちますが、添加してあげたほうが緑々しい綺麗な葉に 育ちます。
肥料分は液体肥料(ADA社ブライティースペシャルシェイドなど)のみでよく、直接砂利に埋めたときでも根からの肥料吸収はほとんどありません。
流木や石に活着させるときは、ADA社のウッドタイトが使いやすいと思います。ウッドタイトを使って3-5センチ感覚で止めてあげると、ずれることも無く 固定できます。流木に付けるのが面倒くさいという方は,流木付きもございます。ちょっと風変わりなウェンディロブもオススメです。
※この水草の他にミクロソリウム・本ナローリーフと呼ばれている水草も存在します。本ナローリーフは以前トロピカ社から入荷していたタイプで、ここで紹介 されているものよりもさらには幅が細く成長がゆっくりな種類です。本ナローリーフはいつのまにかトロピカ社からは入荷することが無くなり、換わってここで 紹介しているナローリーフが入荷するようになりました。いまでも極まれに、国内増殖株が入荷することがありますが入荷量が少なく高価です。扱いやすさから 言うと、ここで紹介しているナローリーフのほうがはるかに育てやすくこだわりが無ければ、ここで紹介しているタイプ(セミナローとも呼ばれています)のほ うがオススメです。
ミクロソリウム・ナローリーフ流木付き
細葉タイプのナローリ-フを流木に活着させてすぐに使えるようにしてあるアイテムです。二酸化炭素の添加が 無くても枯れることは少なく、光量も少なくても育つことが多いのでこれから熱帯魚をはじめる初心者の方にもオススメです。水質は出来れば弱酸性の環境でこ まめに水換えしたほうががよく、アルカリ性が強いとあまりよく育ちません。二酸化炭素の添加は無くても育ちますが、添加してあげたほうが緑々しい綺麗な葉 に育ちます。
肥料分は液体肥料(ADA社ブライティースペシャルシェイドなど)のみでよく、直接砂利に埋めたときでも根からの肥料吸収はほとんどありません。
ミクロソリウムsp.フィリピン
最近入荷が止まってしまったフィリピン産のミクロソリウムです。ポピュラーなミクロソリウムとよりも葉の凹 凸が激しくちょっと異質な感じがします。育成などは普通のミクロソリウムと同じ扱いでよいですが、ちょっと成長が遅いので、できれば二酸化炭素を添加した 環境で育ててあげたほうが良いと思います。フィリピン産ものもの活着性があり流木や石に活着して生活しています。
購入後はポットから外し、流木や石にくっつけてあげましょう。(砂利に直接埋めることも出来ます)活着性があるため流木や石のどの部分に着けるかによって中景で使えたり、後景ようになったりするので自由度が高いです。
水質は出来れば弱酸性の環境でこまめに水換えしたほうががよく、アルカリ性が強いとあまりよく育ちません。肥料分は液体肥料(ADA社ブライティースペ シャルシェイドなど)のみでよく、直接砂利に埋めたときでも根からの肥料吸収はほとんどありません。流木や石に活着させるときは、ADA社のウッドタイト が使いやすいと思います。ウッドタイトを使って3-5センチ感覚で止めてあげると、ずれることも無く固定できます。
ミクロソリウム・プテロプス”トロピカ”
ミクロソリウムの改良品種で、葉の途中からぎざぎざの葉が出てくるタイプです。この水草は成長が遅く葉の出 方も色々なので面白いです。普通の葉に戻ったかと思えば、またぎざぎざ葉が出てきたりします。入荷量がとても少ないので、当店にもまれにしか入荷しません ので興味のある方はお早めにどうぞ。
ミクロソリウムの病気【シダ病】
ミクロソリウムを始めとしたシダの仲間には、シダ植物特有のシダ病と言う病気があります。
シダ病は発症すると葉の一部が黒透明な感じになりどんどん広がっていき、最終的には近くにあるシダ植物全部が黒くなってしまいます。(透明感が無くただ黒いだけだと普通の老化現象や痛みで枯れていることもあります)
シダ病の原因としては、高水温によるストレスやダメージ、密集しすぎて葉の根本辺りが止水になってしまっていたり汚れが貯まってしまっているなどが考えら れます。適度にトリミングをして夏場は水温(28度以上)が高くなりすぎないようにしましょう。シダ病が出た場合は黒っぽくなっている葉を残らずカットし て、ADA社のグリーンゲインを入れて様子を見ましょう。
ミクロソリウムの子株での増え方
ミクロソリウムの新芽
ミクロソリウムの新葉は葉先がやや透明っぽい感じになりますが、肥料不足ではありません。(葉緑素の生成が遅いためでしょうか?)全体的に色が薄くなってきたら、液体肥料を与えましょう。 |