レイアウト画像

60㎝三角構図レイアウト! ~植栽編~

みなさんこんにちは!アクアフォレストメンテナンス事業部 轟です
本日は前回ご紹介した60㎝三角構図レイアウトの植栽編をご紹介しようと思います!
ぱぱっと一日で仕上げちゃいたいところですが、一晩経って頭が冷えたころに構図を見直すと
その時は気が付かなかったところに目が行ったりしますから、余裕のある方はぜひ時間をかけて構図を組んでくださいね!
619_2015020115160774c.jpg
前回はココまでご紹介しましたね。
本日は水草の植栽をご紹介いたします。
621.jpg
622.jpg
625.jpg
623.jpg
と、その前に化粧砂の処理を済ましておきましょう!
一度、化粧砂が被るくらい水をためて、仕切りにした石の隙間に砂を流し込みます。
ある程度は水を入れただけで入っていきますが、細かなところはピンセットなどを使って押し込むようにします。
化粧砂が乾いている状態でしたらサラサラなので簡単に隙間に入っていきますから
こんな面倒なことをしなくても大丈夫ですよ。
620_20150201151609fc1.jpg
砂の処理が終わったら、まず流木にコケを巻きつけていきます。
今回は流木を組んだ状態のまま、水槽の中で巻きつけました。
↑のようにボビンごと流木の周りをグルグルと回しながら巻くと上手くいきます。
ボビンが入らないような細かなところは30㎝~50㎝程度の長さに予め切った糸で巻きます。
糸をピンと張らないと緩くてしっかりとコケが固定できなかったり、絡まったりしてとってもイライラするので注意しましょう。
糸をピンと張るこれがポイントですよ!
624.jpg
ウォーターフェザーを巻き付けました。
流木が枝分かれしているところ、枝の真ん中あたりにランダムに付けました。
ウォーターフェザーはこんもりと茂ります。
枝先にあると重くなるかな?と思い先っぽは見せることにしました。
627.jpg
628.jpg
次は仕切り石の周りに水草を配置していきます。
土留めとして石を使ったので底床に植え込むタイプは使えないので全て活着性水草を使いました。
上・ウォータフェザーを溶岩石に巻いたもの
下・アヌビアス・ナナミニ、ミクロソリウム・本ナローローフを溶岩石に巻いたもの
スムーズに作業を進めるために予め前日に作っておきました。
ここら辺の作業を滞り無く進められるかどうかで作業時間がぐっと変わってきますよ!
629.jpg
630.jpg
ウォーターフェザーは石と石の間に配置しました。
茂ってくると石の隙間を埋めてくれるので土留めとしても期待できます。
コケの仲間なので低光量下で十分に育ちます。
流木などの影ができるところでも大丈夫です。
実際に育成で使うライトを乗せてみて、影がどこに出来るか確認すると良いでしょう。
メタハラや点光源のLEDなどは場所によって明暗差が顕著なのでしっかり確認してから水草を配置しましょう!
暗い場所にリシアや有茎草など高光量を必要とする水草を植えても上手く育ちませんし、見た目もどこか不自然です。
また、アヌビアスなど陰性水草は成長スピードが緩やかで葉にコケがつきやすいので、影の部分に配置したほうがコケがつきづらいのですよ!
コケ
ウォーターフェザーは流木付のものをバラして使いました。
売れ残ってぼうぼうに伸びきってしまったものです。
流木付水草としては2級品でしたが、バラして使う分にはとってもリーズナブルです。
↑この画像のもの一個で、溶岩石、流木分すべて賄えました。
631.jpg
632.jpg
アヌビアスは流木の根元付近に配置しました。
前景と後景の間、中景の作りこみはレイアウトの完成度に大きく影響します。
特に長期維持を考えると前景、後景よりも需要な部分です。
この後、植え込む後景には有茎草を植えますが、大きな茂みになると足元に光が当たらず下部は茎だけになったりします。
見えてしまうととっても見苦しいのですが中景を作っておくことで上手く隠すことができます。
また後景をトリミングした際にボリュームが無くなって水景の美しさが損なわれてしまうのを防ぐ役割もありますよ!
633.jpg
ミクロソリウムは左側、一番太い流木の根元へ配置しました。
葉は全てカットしました。
ここまでカットしても株が生きていればすぐに葉が生えてきますので気にしません。
635.jpg
636.jpg
ここまで終わったら一度水を張り捨てます。
こうすることで排水時に隙間にソイルや砂が流れ落ち安定感が増します。
また、隙間がしっかり塞げてない場合はここでソイルが崩落しますから、その場合は土留めをやり直しましょう!
634.jpg
いよいよ植栽です。
前景
キューバパールグラス 1鉢
ミニグロッソ(エラチネ・ハイドロパイパー) 1カップ
ウォーターローン 1カップ
後景
ロタラsp,ワイナード 40本
ロタラsp,HLA 15本
パールグラス 1鉢
ミリオフィラム・マットグロッセンセグリーン 15本
以上の水草を植えていきます。
637.jpg
638.jpg
639.jpg
まずは前景からです。
化粧砂に植え込んでいきます。
キューバパール、ウォーターローン、ミニグロッソは砂でも問題無く育成できます。
ソイルよりも比重が重たいので植えやすく、浮き上がりにくいので植えやすいです。
特にキューバパールは細かな珪砂系の底床を使うと育てやすいのでオススメです。
642.jpg
前景を植えてみて中景に味気なさを感じたので追加します。
ヘアーグラス 3束
オーストラリアンクローバー 1鉢
640.jpg
ソイルと砂の際に植える時は草をナナメにしソイルが崩れないようにすると良いですよ!
641.jpg
643.jpg
644.jpg
ヘアーグラス、オーストラリアンクローバーはソイル両サイドと中央の流木根元付近に点在させました。
ランナーが土留めとして機能する便利な水草たちです。
良い意味での雑草感を演出してくれる名脇役水草です。
645.jpg
646.jpg
647.jpg
648.jpg
段々と水位を増やしながらロタラsp,ワイナード→ミリオフィラム・マットグロッセンセグリーン→パールグラス→ロタラsp,HLAの順に植えました。
基本的に低い→高いところとなるように植えていきましょう!
せっかく盛ったソイルが崩れてしまいます。
649.jpg
植栽が終わったら換水を行ないましよう!
ぴっかぴかの透明な状態に出来たらベストです。
浄水器を使って注水しながら排水できるととっても楽チンです。
650.jpg
これで完成です!
あとは器材類を設置して水草を育てていきます!
ばばっと画像でご紹介していきましたが、細かなところは分かりづらいと思いますので
お店入り口に展示中なのでご来店の際はお気軽にご相談くださいね!
お休みのお知らせ
2月17日(火)は、サブナード施設点検のため全館休業日となります。
アクアフォレストもお休みとなりますので、お気をつけ下さい。

Return Top