咽頭炎から咳喘息・・・そして先日は80℃近い熱湯がゴム手袋の中にコポコポっと入って皮膚がズル剥けになるという相変わらず小怪我の多い生体担当齊藤です。
そんなわけで写真付きお魚紹介に参ります。
それではスタートです。
ファイヤーテトラ レッド 養殖ブラジルのアラグアイア河原産の超小型カラシン。透明感のある朱色の体色は様々な水草レイアウト水槽によく映えます。エサはブラインやミジンコが最適ですが、人工飼料も指で擦りながら与えれば普通に食べさせることができます。アラグアイアは規制が厳しいエリアで、現在は養殖物が出回っており飼い込んでも本来の赤さにまで届かないものが多いですが、当店ではその中から本来の赤味と近い発色の個体を掬ってきています。
写真は補正や演色ライトなしの純粋な発色です。これらは仕上がった状態ではなく飼い込みでもう1トーン発色の揚がりが見込めます。
(C面上段)
グリーンダーターテトラ ペルー便 透明感のあるボディに薄っすら緑がかるダーターテトラの仲間。ダーターの中では比較的と前に出てきてくる方で、温厚な性格なため中層・上層を泳ぐ大人しい魚との相性も良いです。エサは口のサイズが合えば大体食べますが、アカムシなどの生エサは消化する際、体に負担がかかるため、与えすぎるとエロモナス症などの発病リスクを伴います。
(正面小型ケース)
ツースポットオレンジギルバルブ インド便オレンジに染まる各ヒレ、頬と尾筒に色違いのスポットを有する中型のコイの仲間。植物食性があり、やわらかい水草や弱ってきた葉は多少かじりますが、光源の多い環境では背筋のメタリックグリーンがよく観察できるので、明るい岩組みレイアウトなどに向いています。比較的丈夫な種ですが体表だけは脆く傷付き易いので、アミで掬う際は注意が必要です。
(C面中段)
リングローチ(別タイプ) インド便乳白色の地色に名前の由来通り、腹まで巻いているリング状の模様がいくつも入る可愛らしい小型ドジョウ。底に落ちた餌をよく食べ、ローチにしては温和なので混泳もさせやすいです。リングローチの名で出回る種はかなりいい加減で(輸出元が悪い)、今回の個体もオリジナルと違い体色がやや暗色で、バンド間隔が狭く本数が多いなどの違いが見られます。
(正面小型ケース)
三色ラメ幹之メダカ 上物 国産黄と黒と青白の三色に加え、所々キラキラ光るラメ模様が入る美しい改良メダカ。この手のメダカは三色のバランスが大事でラメの量が多いと綺麗です。奇形も多くみかけるのでそれらを篩いにかけると良個体はわずかな量しか採ってくる事が出来ないです。
(正面のメダカケース並び)
ワイルドドワーフグラミー 野生 インド原産で現在4色の改良種が知られるドワーフグラミー系統の元になった個体。派手さはありませんが天然下特有の発色がネイチャーアクアリウムに良く合います。ブリード物と違い色揚げ処理を施されていないため丈夫です。華やかな小型種との混泳にもピッタリです。
(B面中段)
シュードムギル・パルディコラ 野生 パプアニューギニア産とされる新着の小型レインボーフィッシュ。シュードムギルっぽさのないやや寸詰まったフォルムと背筋に青みがかった金属光沢が入り、各ヒレの外側ほど黄色く染まります。新種ですが、雌雄を見たところ今回はオスのみの入荷。この手のタイプの雌雄判別は各ヒレに写真の個体のような黄色味がほぼ入らず、メダカのようにメスは尻ビレの幅が細くなることが多いです。(あくまで経験則です)
この手の便は一度入ると次の入荷が全く読めないため欲しい方はいるときに飼っておくのがベストです。
(正面小型ケース)
以上、写真付きお魚紹介でした!
ご来店お待ちしております。