過去のブログでpHとKHが水草水槽にどれだけ大切かという
ブログを書きましたが実際に二酸化炭素濃度を知るためのアイテムを
ご紹介します。
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ドロップチェッカー 4212円
コチラのドロップチェッカーは水槽内に設置することでCO2濃度を視覚的に把握することができる商品です。とっても便利でオシャレなのですが商品の性質上ちょっと誤解されやすい部分があるんですよね。
ドロップチェッカーに入っている「pHキット」という試薬は、本来その名の通りpHを測定するためのものですが、ドロップチェッカー用試薬として使用する際にはCO2濃度を測定することができます。その原理を簡単にご説明しますね。コーラの炭酸が抜ける原理なんかがそうですが、二酸化炭素は濃度の低いところに移動しようとするので水槽にCO2を添加していくとCO2濃度が高まり、空気中に揮発しようします。
水槽内にドロップチェッカーを設置すると揮発しようと浮遊していったCO2がチェッカー内に侵入し、そこの空気のCO2濃度が高まることにより、今度はチェッカー内の溶液に溶け込んでいくという流れになります。このような動きから飼育水とチェッカー内の溶液のCO2濃度は時間差で徐々に一致します。
ドロップチェッカーはその独特な形状から、試薬が飼育水に接しないのでCO2以外のpHが動く要素を排除したpH(≒CO2濃度)として測定できるのです。
飼育水でpH計ったら当然底床やら原水やらの影響を受けたpHの測定になっちゃいますからね。
この逆U字型になっているのがポイントですね。
色が変わる部分が膨らんで見やすくなっているのも
よく考えられてますね。
しっかりと数値でテストするのもよいですが毎日水質試験して細かい数値を知るよりも
試薬の色でCo2濃度が適正かどうかを視覚的に確認できるほうが効率的です。
CO2添加やエアレーションなどによって試薬の色が変化してゆく様は
pHとCO2濃度がどの様に推移してゆくかを連続的に把握するいい指標になると思います!
何よりデザイン面も含めて設置しっぱなしにできるので、一般的な水質チェックのような
煩雑さが無くていいと思います。
二酸化炭素濃度が気になったら「ドロップチェッカー」、いかがでしょうか?