みなさんこんにちは!
アクアフォレストメンテナンス事業部の轟です!
新宿店の60cm水槽をリニューアルしました。
今回は最近あまり見かけなくなって「凸型構図」でレイアウトを作ります。順を追って制作過程をご紹介していきますので、興味のある方はぜひ見てみて下さいね。
まずは空の状態からです。
この水槽はADAライトスクリーンを使っているので背景がとっても綺麗です。写真写り抜群なのでフォトジェニックな水槽を作りたい方にオススメのアイテムです。
土台となる「黄虎石」を配置していきます。
凸型構図とは中央部分にボリュームを作り、サイドを空間にするレイアウトスタイルです。
なんとなく「生け花」のような雰囲気になりますよ。
さらに石を追加していきます。
中央部分にはソイルを盛りたいので、隙間が出来ないようにならべていきます。
のっぺりとしてしまうと、あまり格好良くないので高さを出すようにすると良いです。
石同士を重ねるようにすると高さを演出しやすいですよ。不安定な場合は接着剤で固定すると良いでしょう。(今回は置いただけ)
上から見るとこんな感じです。
石の向きはそれぞれ違う方向を向くようにすると自然な感じになります。
特に水槽正面を向かないように注意して並べると良いでしょう。
これで石の配置は終了です。
続いて、流木の配置です。
流木の配置はこんな感じの細い枝流木を使う事にしました。
まずはざっと置いて配置を確認します。
実際の位置決めはソイルを入れる作業と同時に行いますので、ざっくりと配置するだけで大丈夫ですよ。
仮置きが終わったら流木が「すぐに沈む」ように重石を抱かせます。このタイプの流木はとても浮きやすく、沈むのに時間がかかります。この作業をしておくことでスムーズにレイアウトを進めることが出来ますよ。
今回は石を重りにしました。
「縦」と「横」など二方向以上の角度で固定すると外れづらいです。ボンドを使って固定してもOKですよ。
重りを付けたら水槽へ戻します。
なんとなく形が見えて来ましたね。
流木の角度など微調整してみてください。重石が邪魔になるようなら場所を変えて巻き直しましょう。
ソイルを入れる前に石の隙間に砂を入れていきます。(邪魔なので再度流木はどかしました)
ウールマットなどを詰める方法もありますが、今回は砂利にしてみました。石と色彩の合う砂利を使えば違和感はあまり感じないものになるはずです。
ちなみにスドー「クリスタルオレンジ」というものを使いました。
石の周りに「土手」を作るようにすると良いです。石の下に出来る隙間にもぎゅっと詰めましょう。
続いてソイルを入れます。
まずは1Lくらい入れて、流木を戻します。
流木を戻したらソイルを更に追加していきます。
根元を隠すようにソイルを入れると、流木がまとまって見えるようになります。
また、重し用の石や流木の切り口など格好良くない部分を隠せるなら隠しちゃいましょう。
ソイルを入れると微妙に流木の角度が変わるかと思います。格好悪くならないように微調整しましょう。
ちなみに、手前側へ伸びる流木は「前面のガラス」にくっつく程度までせり出すようにすると迫力が出ますよ。
次は化粧砂を入れます。
今回は真っ白い砂にしました。
化粧砂を敷く時は「乾いた状態」で作業を行うとスムーズに進みます。
白い団子状になっているのは他の水槽で使っていた砂です。なので濡れています。隙間にぜんぜん入って行かないのでとってもストレスですね。。
砂は洗わなくても、後程ご紹介する「水の張り方」をすれば濁りは出ません。なのでレイアウトを作るさいは洗わないで「乾いた状態」で作業を進めましょう。
※別の水槽で使った砂は綺麗に洗った方が良いですよ。
ちょっと石の隙間が寂しかったので小石を追加しました。
これで土台は完成です。
続いて水草の植栽に移ります。
使う水草はこちらの9種類です。
・バリスネリア・ナナ
・ロタラsp HLA
・台湾ガガブタ
・ポゴステモン・エレクタス
・ブリクサ・ショートリーフ
・ゴイアススタープラント
・クリプトコリネ・ウェンティー”ゲッコー”
・グロッソスティグマ
・モスファーン
植えるまにに霧吹きでたっぷりソイルに水分を含ませます。
ちょっと濡れていないと植え込み辛いのです。
まずは小石に巻きつけた「モスファーン」から配置していきます。
石と石の隙間へはめ込むように配置すると水景によく馴染みます。
続いて「グロッソスティグマ」を植えていきます。
石とソイルの境目に植えます。
根を張った際にソイルが白い砂のうえにこぼれるのを防いでくれますよ。
あとはざざっと植えていきます。
ロタラsp HLAは3cm~5㎝程度に短くして植えました。多くの有茎草は「短くカット」してから植えた方が綺麗に育ちますよ。
植栽完了です。
作業中は水草が乾燥しないよう、適時霧吹きをしてあげてくださいね。
あとは水を張って完成です。
水を張る際は「キッチンペーパー」などを敷いてから、その上に水を入れるようにしましょう。
この方法なら「水が濁らず」に注水できますよ。
ソイルを使うなら必須の注水方法です。
これで完成です!
フィルター配管などの器材は中央にまとめました。水草が茂れば見えなくなるでしょう。
「器材が見えないこと」は美しい水槽を作るための大切な要素です。工夫してなるべく隠すようにしましょう。
しばらく新宿店店頭にて展示しています。ご来店の際に見てみて下さいね!
アクアフォレスト出張サービス
アクアフォレストではお客様のご希望に合わせ、豊富な経験と知識で様々なご要望にお答えします。
水草レイアウトの制作はもちろん、雑誌撮影や各種イベント用水槽の設置なども承ります。
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