水草を育成するにあたり重要な要素は、光、二酸化炭素、養分、水温、水質です。
今回は養分にスポットを当てておすすめ商品のご紹介をします。
アクアフォレストの展示水槽では
・水草ふさふさ
・水草ふさふさリキッドカリウム
・水草ふさふさリキッドマルチ
・水草ふさふさリキッドアイアン
・アクアフローラ
を使用して管理しています。
水草ふさふさ
カリウムをメインに微量元素などを配合したスティック形状の底床肥料です。
カリウムは根の発達や養分代謝にかかわる物質でとても重要です。
水槽内では自然発生しないので積極的に入れる必要があります。
ピンセットなどで底床深くに差してあげると1~2か月効果を発揮します。
水草ふさふさリキッドカリウム 1188円
液体のカリウム栄養素で即効性があります。
人間の食事で例えるとビタミンやミネラルを含む野菜のような栄養素です。
他の栄養素の吸収や運搬、根の発育に関係します。
水槽内では自然発生しないので積極的に入れる必要があります。
水草が黄色くなる、下葉が落ちる、新芽にしわができるなどの
症状があればカリウムを添加してみましょう。
㏗が多少上がりますが入れすぎなければ問題ありません。
水草ふさふさリキッドマルチ 1188円
窒素、リン酸、カリウムや微量元素が入っている総合栄養素液です。
葉や茎を形成する欠かせない成分がたくさん入っており使用頻度も高いです。
窒素、リン酸は苔が出るから入れない方が良いというのは間違いです。
人間の食事で例えるとお肉などのたんぱく質のような存在です。
水草の葉が大きく育ったり、色が良くなったりと目に見れる効果が高い栄養素です。
ただし、お肉も食べすぎると太ってしまうように水槽内で過剰になると苔が出てきてしまいます。
少しづつ様子を見ながら入れるのが大切です。
水草ふさふさリキッドアイアン 1188円
鉄分と微量元素を多く含んだ液体栄養素です。
水生植物は鉄分を好むものが多く、特に成長の早い水草や赤い色の水草には鉄分が有効に作用します。
葉色が薄く感じる時に添加してみると効果的です。
リキッドマルチをメインに使い、補助的に微量元素を補給するのに有効です。
アクアフローラ
「かみなりおこし」のような見た目で匂いもやや甘い感じの底床栄養素です。
つぶつぶの中に栄養分が含まれており長期間栄養補給ができます。
窒素、リン酸も含まれているので、葉や茎がどんどん育つのが体感できると思います。
3~6か月ぐらい効果が続くのでセット時に使う方も多いです。
底床内から掘り起こしてしまうと、水中にたくさんの栄養が溶け出してしまうので浅く埋めず、指でしっかりと押し込み深めにいれましょう。
カリウム分は弱いのでスティック状の水草ふさふさと併用するのがおすすめです。
二酸化炭素を入れていない水槽の場合は、水草ふさふさとアクアフローラを底床に入れてまずは様子見しましょう。
1~2か月後ぐらいから液体肥料で微調整するのがおすすめです。
すでに肥料不足の症状がある場合は、即効性のある水草ふさふさリキッドマルチ、リキッドカリウムを入れて症状を緩和しましょう。
その後、水草ふさふさとアクアフローラを底床に入れて長期的な養分補給を考えてあげましょう。
二酸化炭素を添加している水槽の場合は、中の水草などにより使い分けていきます。
水槽の管理状況によって使用量や有効な使い方が変わってきますので、ご来店の際にスタッフにご相談ください。