みなさんこんにちは、器材担当の石井です。
今回はほぼ完成を見たワタクシ担当30キューブをご紹介を致します。
こちらです!
コンセプトは「構図と新緑の美しさ」です。
正面から見てやや右寄りに大木を模した流木を配置しました。製作段階ではこんな感じです。
スティック流木S十数本を大木の上半分・下半分のパートで組み上げた後に水槽内で念心・合体・GOアクエリオンです。おぉ危ない。
これが下です。
そして基本構図はこうなりました↓↓
個人的に30キューブはサイズ・比率の面から”大規模な引きで見た水景”よりも”あたかも自分が大自然に足を踏み入れたかのようなミクロ的な水景”の方が向いているのではないかと思います。
大規模な景色を水槽内に再現するとなるとやはり横長の方が強いのですが、モダンでスタイリッシュな30キューブはスペース的な制約を受けませんし肩ひじ張らない
「なんてことないさ」感が好きです。好きです。心から。
どんなお部屋にもしっかりマッチです。黒柳さーん。
そして表題の「いつ見ても美しいレイアウト」の意味ですが、これはこの水景を作った時に考えた裏コンセプトです。
ご存じの方も多いかと思いますが、水草は生長が思いのほか早いもので、伸びてきたら切ってあげないと美しい姿を保てません。
特に有茎草類は切ってあげた後、生えそろうまで結構寂しい姿になりがちです。それはそれでアクアリウムのごく自然なサイクルなのですが、、、
いつご来店頂いても、それが水草を切った直後であっても絶対に美しいものをお見せできる水槽が一個欲しいなって思いまして。
なので水草は劣化してきてしまった葉をカットするタイプの物を中心にあまりメンテナンスに追われなそうなやつで構成しました。
茎をズバッといって新芽が出るまで残念、、みたいな草はほぼ入っていません。生長穏やかで日々のちょっとしたお手入れで美しくキープしてあげられる水草が主役です。
ただ、、、このレイアウトのアイデンティティともいうべきこやつがものすごく成長が早いです。名をオーストラリアンドワーフヒドロコティレ。
こうして
こうです。
ふつうは上をカットしますが、常に綺麗なようにシート状に生長したものを裏返し、下側からカットしていきます。終わったら乗っけなおして散髪終了です。これは大体3~4週間に1回のカットでしょうか。それ以外は適宜カット。
後は通常メンテですね。この水槽は5日に1回位のペースで3分の1換水を行い、用量を守った液肥、リキッドカリウム・リキッドアイアンと控えめのリキッドマルチを毎日あげてます。
~今回のレイアウトに使ったもの~
底床
プラチナソイル バクター100 クリアスーパー
素材
スティック流木S 黒溶岩石小分け モスコットン リシアライン
水草
ショートヘアーグラス アヌビアスナナ ミクロソリウムプロプテス
ハイグロフィラピンナティフィダ オーストラリアンドワーフヒドロコティレ
アポノゲトンリギディフォリウス クリプトコリネルーケンス
ドワーフフロッグピット ウィローモス
お魚
グリーンファイヤーテトラ トーマシー ブラックモーリー
オトシンクルス ヤマトヌマエビ 石巻貝
皆様のご来店お待ちいたしております。