みなさん、こんにちは！
新宿店　黒澤です。

店頭の30㎝キューブ水槽（幅30㎝×奥行30㎝×高さ30㎝）
のリセットを行いました！

リセット前の水槽も私が担当させて頂いていた水槽で
今月のアクアライフにも掲載して頂いております。
実物はもう店頭にないので、
アクアライフの方でぜひ、ご覧ください。

こんな素人の写真とは比べ物にならない良い写真を撮って頂きました。

ちなみにアクアジャーナルも入荷しております♪

前回の水槽は遠近感を出す工夫の一つとしてコケやアヌビアスなど緑の濃い草を前面に多く植栽していました。
それもあってかかなり水草感が強い、見た目の印象も濃ゆい感じになっていました。

見る人によってはくどいと思われていそうな、
また圧迫感を感じさせてしまっていそうな、
そんな考えを常に持っていました。

その為、今回リセットするレイアウトでは開けた空間と水草の山を作る空間のメリハリを
より意識して作ることを念頭に置いて制作を開始しました。

まず素材選びから・・・

今まで使ったことが少ないもので挑戦してみよう
というところから、木化石を選びました。

その名の通り木の化石で揃った木目が綺麗なレイアウト素材です。

素材が決まれば次はレイアウトイメージ・・・テーマ決めです。

木化石・・・化石・・・

名前からも木化石の見た目からも
古代のイメージが湧いてきます。

個人的に古生代カンブリア紀辺りは大好きです！
アノマロカリスなどが有名な、あの時代です。

しかしその時代では植物の環境が思い浮かびません・・・

その為、少し時代を進めると、次は中生代！恐竜の時代！これもまた大好きです（笑）

恐竜の時代と考えるとイメージは湧きやすくなりました。
主に恐竜映画によるものからのイメージですが（笑）

そして今回のテーマ「中生代風レイアウト」
が決まりました！

参考の写真なども見ながら早速、石を組んでいきます。

気が急いでソイルが少し入っていますが、、

このようにウールなどを隙間に詰めつつソイルを盛って行きましょう。
そうしないとソイルが前面に出てきてしまい、後に入れる化粧砂と混ざってしまいますから。

そうして石を組み、ウールを詰め、ソイルを盛り
これを繰り返して構図を作ります。
正面から見たときに見える石の面積や木目などを微調整しながらの作業です。

この水槽はイベントにも出店予定で移動が予想されるものなので
せっかく微調整した石が動かないようにアクアリウム用接着剤を使いました。

これで石をがっちりと固定します。

テカテカしてる部分が接着剤を塗った部分です。
しかし完全な固定には6時間程かかるようなので構図を組んだら一日乾かします。

ということで、石での構図組みを行い、接着剤を付けて乾燥待ちです。。。

上から見ると溶岩石も使っていますが、これは土止め用です。

接着剤で小型水槽でもより細かく石を組めたのでこんな空洞も作れました。

ここにはソイルを流し込んで水草を植えてみたいと思います。

上手く育てられるといいです・・・

接着剤が乾けば早速、化粧砂を入れます。
化粧砂はPIXYサンドを使用しました。
目が細かく、植栽や水草の育成が良いと
当店のスタッフから聞いたので使ってみます。

おぉ、なんとか道になっています。
とりあえず一安心です。

ソイルから栄養素が溶けだしてコケの原因になったり、化粧砂への零れ落ちが嫌なので
ソイル部分は極力、少なくなっています。

ここから植栽に入ります。

中生代風にするとまたシダ、コケがメインで
リセット前の水槽と同じようになってしまいそうなので
中生代感を残しつつも明るく、誰もが綺麗だと感じられるように
植栽していきたいと思います。

まず、コケを付ける場所を把握します。

左上からエラチネオリエンタリス（PIXY）、ハイグロフィラ・ピンナティフィダ、ラヌンクルス・イヌンダタス（ADA）、

中心の苔類はウィーピングモス（ADA）、ウォーターフェザー、フレイムモス、

そして下はフェネストラタルム・ムリヤリディー、ロタラ・ナンセアン（ADA）、ガイアナドワーフミリオフィラム（ADA）、ポゴステモン・ヘルフェリー（ADA）

 

使用する水草はこれらです。
下の写真のモスファーンはリセット前の30㎝キューブ水槽で育ったものを
再度使用します。
写真左上のモスファーンはかなり綺麗に育っていてお気に入りでした。

最初にフレイムモス、ウィーピングモスを小石に巻いて置きます。

そして水を入れます。

最初は霧吹きで湿らせることによって
ソイルなど汚れの浮き上がり防止、濁り防止などになります。

注水はゆっくりと。

キッチンペーパーのようなものを敷くことで勢いをころし、
プラケースでゆっくり、ゆっくりと注いでいきます。

30㎝キューブなのでこれだけゆっくりやってもすぐ水は溜まります。

モスファーンは石の間に挟み込み、左奥のソイル部分には有茎草を植えました。
右側にあったソイル部分にはエラチネオリエンタリスとピンナティフィダです。

そして器具類を取り付けて完成です。

この写真は1日後の写真です。
すっかり透明になっています。

左手前側が今は少し寂しい気がしますが、
水草が育てばちょうどいい感じになると思います。
成長した後の水草を想像して植栽、レイアウトする事
これが大事です。

コケ類は特に成長が遅いので水槽の完成としては
2か月後を見込んでいます。

それまであたたかく見守ってやってください・・・

 

話は変わりますが、
私が講師を務めます森の寺子屋を今月、開催いたします。（6月25日日曜日）

「30㎝水槽レイアウト実演！」

寺子屋で使用する水槽も30センチですが、
奥行20㎝、高さ25センチと少しコンパクトになっております。

私が30㎝水槽にその場でレイアウト致します！

その為、質問もその場でバンバンして頂けます。

聞くより見る方がよくわかります！
只今、定員間近になっております！
気になった方は今すぐ、ご連絡、お申し込みをお願い致します。
下記のフォームからもお申込みいただけます。

先着順となりますのでご了承ください。

 

【日時】2017年6月25日（日）15：00～17：30頃
【場所】アクアフォレスト近辺の会場
※14：50までに店頭へ集合してください。スタッフが会場までご案内いたします。
【講師】黒澤
【定員】10名限定
【参加費】税込み3000円
※開催日に店頭にてお支払いください。
※定員になり次第、締め切りとさせていただきます。
※ペットボトルの飲み物は持ち込み頂けます。（食物は不可）
※外部会場を借りているため、キャンセルされた場合はキャンセル料をいただきます。
当日から5日前までは全額、7日前までは半額請求させていただきます。予めご了承の上、ご予約ください。

皆様のご応募をお待ちしております♪