皆さん、こんにちは。
新宿店水草担当 黒澤です。
今回は店頭の60cm水槽のレイアウトをリセット致しましたので、
そのご紹介です！
新しいレイアウト作成にあたり、
今回も素材探しから入りました。
只今、新宿店には豊富な流木の数々がありましたので
とりあえず流木の山を掘り返してみると
このホーンウッドの中からレイアウト意欲を掻き立てる
かっこいい流木が出てきましたので、それをメインにしていきます。
そのホーンウッドに細枝流木ブラックを足して
盆栽風流木を作りました！
簡単にレイアウトイメージも書いてみましたが
大雑把なものなので、使用する水草などは変更があるつもりで書いております。
今回は手前側に置くメイン流木が大きいので、
遠近感を強調させたいと思っております。
その為、使用する水草は葉の大きさや色の明るさを重視して配植を考えました。
手前側に葉の大きいもの、奥にかけて葉が小さいもの
手前側に葉の色が暗いもの、奥にかけて明るい色のもの
というようにすることで遠近感を強調させるようにしています。
これだけ大雑把でも、イメージを絵や文字にしておくと
より完成形を明確にしやすく、欲しい水草の種類や量も把握しやすいです。
そして使う流木も決まったので、
制作に取りかかる1週間前から水に沈めておきます。
流木はそのまま水槽に入れてしまうと
アクがでて濁ったり、浮いてしまったりします。
それを無くすために前もって下処理が必要です。
下処理には煮沸処理やアク抜き剤の利用などがありますが
水に沈める方法は1番簡単ですが、1番時間が掛かる方法なので
安全に素早く下処理をするにはアク抜き剤の利用がオススメです。
それでは下処理が終わったらいよいよ構図を組んでいきましょう！
60㎝水槽に
プラチナソイル 8L
ADAパワーサンドアドバンスS 2L
で水草を植栽する部分の底床を作り、
PIXY SAND 5kg
を前景の化粧砂として使います。
他には
水草や素材を巻かずに接着出来る
アクアリウム用接着剤や
モスやシダの仲間を巻き付ける糸など
ソイルと化粧砂を敷き分ける際に必須ともいえる
ウールマットを準備してレイアウトに取りかかります。
まずメインの流木を置きます。
流木に足元はグラつくので石で固定しています。
今回は「山谷石」を使っています。
流木を置いた後は意外と大事な
スクレーパーが入る隙間が確保できているかの確認です。
どんなに良いレイアウトでもメンテナンスがしずらかったら
キレイに維持できなくなってしまいますからね。
その後は石を足していく作業です。
流木にはすでに水草が付いているので、作業中に乾かないように
保水紙を掛けています。
（保水紙は当店で水草を買って頂いた際に水草を包んで保護するための紙です。）
石を足し終わったら、左側に置く流木の制作です。
もともと沈めてあった流木では大きさが合わなかったので、
急遽、新しいものを準備しました。
まずビニタイで流木同士を固定し、
アクアリウム用接着剤「クイックジェル」を付け、
浮き防止の為に流木下に石を括り付けて完成です。
それを水槽に入れたら、次はソイルを入れます。
この時にそのまま入れると流木や石の隙間から、前面にソイルが漏れ出て
汚くなってしまいます。
その為、この写真で言うと後ろから光が漏れ出ている部分を
「ウールマット」で塞いでいきます。
これで前面に敷く予定の化粧砂「PIXY SAND」と混ざらなくてすみます。
ではまず「パワーサンド」から入れていきます。
これは水草の肥料分なので、水草を沢山植えるであろう両端に寄せて入れていきます。
その後、「プラチナソイル」を「パワーサンド」を覆うように敷いていきます。
ソイルを入れると土台がしっかりと出来上がるので、
追加で流木を差し込んで立てていきます。
また、ソイルが前面に流出していないことが確認出来れば、
化粧砂「PIXY SAND」も敷いてしまいます。
そして奥へと続く小道も小石を使って作っています。
手前のPIXYSANDで作った道が、右側の流木の根で見切れてから
また新しく道を作ったのが今回のミソです。
限られた奥行を出来る限り長く見せる為に、1度道を区切って
急激に細くした道を2ヶ所目に作って遠近感を強調させる試みです。
これで構図は完成です。
植栽編は後日、更新いたしますので
少々お待ちください。
ちなみに前回のレイアウトで使用していた水草活着済み流木がとてもきれいに茂っている状態で取り出せましたので
そのまま販売させて頂きます！
入れるだけで構図も完成でき、水草が茂った状態からレイアウト水槽を始められます。
活着している水草は
ウィーピングモス
ハイグロフィラ・ピンナティフィダ
です。
1個限定16800円にて販売いたしますので
よろしければぜひお買い求めください。
皆様のご来店を心よりお待ちしております♪