マメ知識

【新宿店】金魚の転覆病にご注意ください!

寒くなってくると消化不良由来の金魚の病気、転覆病が増えてきます!

転覆病はいろいろな原因で体のバランスがくずれてしまう病気です。
大まかな原因として温度変化による消化不良での糞詰まり、細菌性の病気による
内臓障害、先天的な浮袋不全などがあります。
比較的元気な様子なのに、バランスを崩していたりひっくりかえってしまう場合は、糞詰まりを疑ってみましょう。

水温の高い時間帯は金魚の活性が高く、餌をたくさん欲しがります。
しかし、ヒーターの入っていない水槽の場合、夕方以降水温が下がり活性が悪くなってしまいます。
おなかに餌が残っている状態で活性が下がると消化不良になり、糞詰まり・腸内ガスが発生します。
ガスの浮力でバランスが崩れてしまい転覆症状が出てきます。
翌日に治ることもありますが、癖になってしまうこともありますので安心せず対策をしましょう。

転覆病は消化を促してあげることが大切です。
転覆病対策のポイントは以下になります。
・数日間餌を与えない
・ヒーターで高めの温度設定にして活性を高める
・転覆快全液で腸内活性を高める
・リバースリキッドゴールドで腸内の酸化物を減らす

回復後の課題
・ヒーターを入れない場合は水温を予測した餌やりをする
・ヒーターを入れて温度変化を無くす
・浮上性の餌を与えず、沈下性の餌を与える
・色揚げ成分を含まない消化の良い餌を与える
・転覆快全液で腸内活性を予防で入れる
・リバースリキッドゴールドを予防で入れる

早期であれば餌を絶ち、高めの温度設定にして消化を促し、さらに「てんぷく快全液」「リバースリキッドゴールド」など
消化を促すアイテムを水槽に入れると腸内ガスが解消できることがあります。
必ず回復できるわけではないですし、癖になりやすいので早めに対処するのがおすすめです。

 

温度調節できるヒーター
転覆病対策としてオススメなのが温度設定の出来るヒーターです。
消化不良起因の転覆病になった時は28~30度ぐらいまで水温をあげて
消化を促します。
普段から水温を24~26度ぐらいで飼育すると腸内の消化力が落ちず
転覆病になりづらくなります。
※種類、生産地、繁殖予定など状況によりオススメの温度が変わります。
詳しくは店頭にてご相談ください。
コンパクトで使いやすいエヴァリス社ダイヤルブリッジシリーズがおすすめです

 

 

水中の酸化物を分解する働きがあるリバースリキッドゴールド
金魚のために特別配合した、酸化物分解強化タイプです。
中和剤配合の本商品は苔防止、汚れ軽減のために、普段から水替え時に入れるのがおすすめです。
一次的に白い吸着パウダーが舞いますが、金魚食べても安全なので積極的に使いましょう。
リバースリキッドゴールド単体の紹介ブログはこちら

乳酸菌で消化不良を改善!
乳酸菌たっぷりの消化促進効果のある「てんぷく快全液」
普段から消化を良くしておけば糞詰まりを予防できます。
毎回使わなくて温度が下がってきたころや調子を崩しかけてきた時に
入れてみるのも良いと思います。

 

エサは沈下性で消化の良い餌を与えましょう!
キョーリン社の「咲きひかりシリーズ」は2種類の善玉菌を配合し、腸内で活動させます。
腸内に入った菌は腸内バランスを整えると共に、エサを吸収しやすい形に変え吸収率をアップさせます。
そしてフンと一種に排出された菌はフンをさらに分解してなるべく汚れを少なくしてくれます。
このエサは着色料も使っておらず、水槽の黄ばみが少ない点もうれしいですね。
一度にたくさん与えるのではなく、何回かに分けて少量ずつ与えるのが
消化不良を起こさないコツです。

一番スタンダードな育成用(沈下性)
沈下性で色揚げ成分も入っていない為、消化が良く一番転覆病対策に適しています。
転覆病から回復した後や、冬場にヒーターを使っていない場合は育成用がおすすめです。
活性が高い時期は、色揚げ成分の入った餌でも問題ないです。

色揚げ用(沈下性)
ヒーターを使った飼育や暖かい時期の餌としてオススメです。
色揚げ効果もあり赤みが増してとってもキレイに育ちます。
一番利用頻度が高いのがこの餌です。
普段から咲きひかりを使っていると、転覆病の発生は少ないです。

特選色揚げ(沈下性)
赤色の色揚げに効果的な餌です。育成用と比べると消化が少し悪いので
一度にたくさん与えすぎないように注意しましょう。また、この餌を単用するのはお勧めできません。
育成用と併用したり色揚げ用をメインの餌にしてたまに与える程度の方がよいです。

揚げ用(浮上性
水面に浮く餌なので、餌の量も把握しやすく食べ残しも見つけやすい餌です。
その反面、餌を食べる時に空気を誤飲してしまうリスク・もともと含まれる空気が
腸内に入ってしまう可能性があります。
琉金、オランダ獅子頭などの丸型体系の金魚ではなく
消化能力が高い和金やコメットなどのスレンダーな体系の金魚にオススメです。

お魚は病気にならないように育てるのが一番です!
普段の管理で免疫を落とさないようにして
健康な状態を保つようにしましょう!

 

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