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【マメ知識】水草に必要な栄養素 その③ 各肥料の特徴と施肥方法

【マメ知識】水草に必要な栄養素 その③ 各肥料の特徴と施肥方法

みなさんこんにちは!
アクアフォレストメンテナンス事業部の轟です!

今日は「水草に必要な栄養素 その③ 各肥料の特徴と施肥方法」をお送り致します!
その①では・リービッヒの最小律・各元素の「機能」「欠乏症状」「過剰症状」
その②では・細かく各元素について掘り下げる・有機肥料と無機肥料の違いについて書かせて頂きました。
今回のブログでは「その①」「その②」を踏まえ各肥料の特徴と実際の施肥方法についてお伝え致します!
基本知識を身に付けてから肥料を使うようにすると、「コケがでた。。」「入れてるのに効いてないみたい。。」「無駄な出費」等のトラブルが少なくなると思いますので、まずはご一読ください!(長いですが)
全ての肥料を試した訳ではありませんが今まで使った事のある肥料を中心に忌憚なくお話を進めていきたいと思います。

まずは肥料を使う前の心構えからいきますね!
・足りない元素を補充する
これが基本原則です。これに尽きます。
水槽環境下では余った養分がコケの発生に繋がることが多いので、今足りていないものは何か?ということを意識しながら肥料を入れるようにすると失敗が少なくなります。
これの難しいところは元素が足りなくても水草が元気が無くなって最終的にはコケにやられてしまうということなんですね。
コケが発生している場合は肥料添加をストップすることがセオリーですが、肥料を添加することによって水草が元気になりコケが減ることもあります。
(具体的にコレが足りていない!と判断できない場合は肥料をストップする方がマシです)
肥料を添加する前にはまず、水草をよく観察し症状を見極めてから入れるようにしましょう!
植物は今必要としている分しか元素を吸収しないので、毎日添加できると良いのですが。。。←理想です。
肥料の説明書きに書かれている使用量は本格的な水草水槽でかつ水草がたくさん入っている前提になっている事が多いので、半分ないし3分の1程度から始めると良いですよ!
理想は不足症状が出る前に肥料を入れられるようになることですね!
そうなればもう肥料マスターです。達人の域です。ぜひその知識をブログか何かで世に広めて頂きたいです!

それでは肥料の説明に入りたいと思います!
まずは大まかな肥料の種類分けからいきます。
肥料には大きく分けると「液体肥料」「固形肥料」があります。
それぞれ特徴は↓をご覧ください。

液体肥料
文字通り水に各成分を溶かした肥料です。液肥=無機肥料と思って頂いて良いです。
そのため即効性があり水槽に添加後すぐに水草に吸収されます。
即効性があるため入れ過ぎるとコケの発生に繋がりやすいので注意が必要です。
基本的に持続性が無いので適時追加していく必要があります。
植物は日々必要な分しか養分を吸収しないので、液肥タイプをマメに追肥するというのが今のところ最良の方法です。
量をコントロールしやすいので、今の水槽コンディションから足りない元素をしっかり把握してから使用すると効果的です。

固形肥料
コーティングしてあったり、練って固めたあるもの等、何らかの手段で固形状になっている肥料です。
一部の肥料には持続性があり長期間効果を発揮しますが、おおむね持続性が無いので適時追加する必要があります。
元肥として使用することが出来ます。
底床に埋めて使うと説明してあるものもありますが水槽に撒くように使っても問題ありません。
埋める=溶けずらくなるので効果がやや長持ちする、効果範囲をある程度限定できるので、そのような狙いがある場合は埋め込みましょう。
埋めたとしても溶けだしてやがて水槽全体に効果が及びます。
美観上、気になるならやはり埋めて使いましょう。
「マメに肥料を添加するのが面倒だ!」「時間が無くて出来ない!」という方にオススメですが、液肥と比べ量のコントロールが難しいのでこちらも少なめから始めると良いと思います。

※元肥(もとごえ)
水草を植える前に入れておく肥料の事
パワーサンド等の有機肥料や持続性のある固形肥料が主に用いられる
(ソイルには大なり小なり肥料が含まれているので元肥として考えることも出来る)
ある程度の期間(概ね3か月~半年程度)追肥の回数を抑えることが出来る
作る水槽に合わせて量を調整すると良い
※追肥(おいごえ、ついひ)
適時、肥料を追加していく事
水槽コンディションから足りない元素を把握して行うのが基本原則
液体、固形と形態を問わず使用して構わないが、元素不足症状が出ている場合は即効性タイプが望ましい

ここから各メーカーから出ている実際の肥料の説明に入ります。
それぞれ今までの使用感を元に書いていきますよ~
添加量は水槽毎に違うので書いても混乱してしまうと思うのであえて記載しません。
今までのブログ(その①その②)を参考に足りない元素を把握して水槽コンディションと相談しながら少な目から入れましょう!
それでは↓の順でざざっとリストアップします。
・名前
・肥料の種別
・含まれる元素
・一言コメント

AFオリジナル 水草ふさふさリキッド カリウム
液体肥料、即効性、追肥
カリウム
・水槽内で不足しがちなカリウムを簡単に補給できる。
・小型水槽に使いやすい濃度
・大型水槽に使うと割高になるので、その場合はADA社ブライティK等がオススメ

 

AFオリジナル 水草ふさふさリキッド マルチ
液体肥料、即効性、追肥
窒素、リン、カリウム
・三要素を満遍なく補給できる
・水槽のコンディションが良く、窒素切れのタイミングで使うと良い
・小型水槽に使いやすい濃度
・大型水槽に使うと割高になるので、その場合はADA社ブライティニトロ等がオススメ

 

AFオリジナル 水草ふさふさリキッド アイアン
液体肥料、即効性、追肥
鉄、カリウム、微量元素
・水槽内で不足しがちな鉄分を簡単に補給できる。カリウム、微量元素はおまけ
・ついでに微量元素も追加できる
・小型水槽に使いやすい濃度
・大型水槽に使うと割高になるので、その場合はADA社ブライティアイアン、ECA等がオススメ

 

AFオリジナル 水草ふさふさ
固形肥料、即効性
カリウム、元肥、追肥
・水槽内で不足しがちなカリウムを簡単に補給できる。
・固形タイプのため、底床内に埋めることである程度の持続的に効果を発揮する
・小型水槽に使いやすい濃度

 

AFオリジナル アクアフローラ小分け
固形肥料、持続性、元肥、追肥
窒素、リン、カリウム、微量元素
・三要素を満遍なく補給できる
・樹脂でコーティングされており、3か月~半年程度の持続性がある
・底床の上に置くだけでも効果があるが独特の見た目から悪目立ちするのでどこかに隠したい
・本格水草水槽の追肥にオススメ

 

AFオリジナル E-15小分け
固形肥料、即効性、元肥、追肥
鉄、微量元素
・水槽内で不足しがちな鉄分を簡単に補給できる
・即効性かつ高濃度なのか良く効く
・本来は水に溶かして使うものだが、固形なのを活かして底床に埋めても使える。部分的に鉄分を追加したい場合にオススメ

PIXY カリウムグロウリキッド
液体肥料、即効性、追肥
カリウム、微量元素、植物ホルモン
・水槽内で不足しがちなカリウムを簡単に補給できる。
・カリウム補給と一緒に微量元素が補給できるのがポイント
・植物ホルモンが成長をブーストアップします
・小型水槽に使いやすい濃度
・大型水槽に使うと割高になるので、その場合はADA社ブライティK等がオススメ

 

PIXY オールグロウリキッド
液体肥料、即効性、追肥
窒素、リン、カリウム、微量元素、植物ホルモン
・三要素を満遍なく補給できる
・水槽のコンディションが良く、窒素切れのタイミングで使うと良い
・三要素補給と微量元素補給を同時に行いたい時に
・植物ホルモンが成長をブーストアップします
・小型水槽に使いやすい濃度
・大型水槽に使うと割高になるので、その場合はADA社ブライティニトロ等がオススメ

PIXY アイアングロウリキッド
液体肥料、即効性、追肥
鉄、微量元素、植物ホルモン
・水槽内で不足しがちな鉄分を簡単に補給できる、ついでに微量元素も追加できる
・植物ホルモンが成長をブーストアップします
・小型水槽に使いやすい濃度
・大型水槽に使うと割高になるので、その場合はADA社ブライティアイアン、ECA等がオススメ

 

ADA ブライティーK
液体肥料、即効性、追肥
カリウム ※仕様変更によりカルキ抜きは含まれておりません
・水槽内で不足しがちなカリウムを簡単に補給できる。
・濃いので入れすぎに注意。規定量の半分程度から始めたほうが良い
・本格的な水草水槽向け

ADA グリーンブラティー ニュートラルK
液体肥料、即効性
カリウム、追肥
・水槽内で不足しがちなカリウムを簡単に補給できる。
・pH、KHを上昇させないので水道水の硬度が高い地域の方はこちらがオススメ
・濃いので入れすぎに注意。規定量の半分程度から始めたほうが良い
・本格的な水草水槽向け

ADA グリーンブラティー ニトロ
液体肥料、即効性、追肥
窒素
・リンが含まれていないので窒素のみを補給できる稀有な肥料
・窒素補給にイチオシです
・本格的な水草水槽向け

ADA グリーンブラティー ミネラル
液体肥料、即効性、追肥
微量元素
・微量元素のみを補給したい場合にオススメ
・三要素等の過剰にあるとコケの原因になる成分を含まないので手軽に使える

ADA グリーンブラティー アイアン
液体肥料、即効性、追肥
・水槽内で不足しがちな鉄分を簡単に補給できる
・鉄分のみをかつマメに添加したい方にオススメ

ADA ECA
液体肥料、即効性、追肥
鉄、有機酸、微量元素
・水槽内で不足しがちな鉄分を簡単に補給できる
・↑のアイアンと被るので、どちらかで良いでしょう
・マメに添加してこそ効果を発揮する肥料なので、頑張って毎日入れると幸せになれるかも

ADA グリーンゲイン
植物ホルモン剤、即効性、追肥
植物ホルモン、アミノ酸、微量元素
・厳密には肥料じゃないけど似たような使用感なので記載します
・トリミング後など水草の活性が弱ったいる時に入れいると効果的
・植物ホルモンが成長をブーストアップします
・アミノ酸と微量元素はおまけ

ADA マルチボトム
固形肥料、即効性、元肥、追肥
微量元素
・微量元素補給用の固形肥料
・即効性だが底床に埋めて使う事である程度持続させることが出来る
・マメに微量元素を追肥するのは面倒だ!という方にオススメ
・サプリメント的な肥料なので他の肥料と組み合わせて使うと良い

ADA アイアンボトム
固形肥料、即効性、元肥、追肥
鉄、微量元素
・鉄と微量元素補給用の固形肥料
・即効性だが底床に埋めて使う事である程度持続させることが出来る
・特に鉄を効かせたい水草(赤系等)があるなら、その周りに埋めると効果的
・サプリメント的な肥料なので他の肥料と組み合わせて使うと良い

ADA パワーサンドシリーズ
有機肥料、元肥専用
窒素、リン、カリウム、カルシウム、マグネシウム、硫黄、微量元素
・軽石に完熟腐葉土を混ぜたもの?だと思います
・数少ない水草用有機肥料
・肥料と言うよりは底床内バクテリアの活性剤として捉えたほうが良い
・これを入れておけば1年~2年くらいは微量元素不足にならないでしょう

テトラ イニシャルスティック
固形肥料、即効性、元肥
窒素、カリウム
・カリウム主体の一番有名な固形肥料、通称「イニ棒」
・窒素も入っていますが少量です。元肥としてカリウムを効かせたい時にオススメ
・規定量はドイツの水質を想定しているのかかなり多いので、3分の1程度の使用で十分でしょう
・水に触れるとすぐにボロボロになってしまうので追肥には向かない
・持続性があると記載があるが私は疑っています←埋めて使うから溶けずらくなって持続させている??

テトラ  クリプト
固形肥料、即効性、追肥
窒素、カリウム
・イニ棒を硬く固めて追肥しやすくした感じ、成分、濃度も同じ
・窒素も入っていますが少量です。追肥としてカリウムを効かせたい時に
・費用の関係から元肥はイニ棒、追肥はクリプトと使い分けた方がよいでしょう
・規定量はドイツの水質を想定しているのかかなり多いので、3分の1程度の使用で十分でしょう

テトラ フローラプライド
液体肥料、即効性、追肥
カリウム、微量元素
・水槽内で不足しがちなカリウムを簡単に補給できる。
・小型水槽に使いやすい濃度
・今回ご紹介したカリウム肥料の中で一番薄いがついでに微量元素が入れられる
・大型水槽に使うと割高になるので、その場合はADA社ブライティK等がオススメ

今、新宿店にある肥料はこんな感じです(在庫してないのはあまり経験がないので。。。)
私が日々使用している肥料は「カリウムの液肥」「鉄分が入っている液肥」です。
そしてたまに(月に3~4回くらい)コンディションを見ながら「窒素が入っている肥料」「微量元素が入っている肥料」を使うことが多いです。
パワーサンドと栄養系ソイルを組み合わせて使う場合は2か月間くらいはまったく肥料を追加しない場合もありますし、砂系の底床を使った時は毎週のように固形肥料を追肥していたこともあります。
光量が少なめ&二酸化炭素添加無しの水槽では場合によっては換水による養分と生体からでる窒素とリンだけで賄っているものもあります(←ミクロソリウム系メインの水槽ですが)
ライトや二酸化炭素添加キット等の水草育成用の器材が揃っていない水槽では、そもそも水草の活性が上がらないので肥料添加自体が無意味になってしまう場合もありますし、最高の器材でセッティングしてあるならガンガン肥料を追加しないと肥料切れで水草がダメになってしまうこともあるでしょう。
ようは環境によって正解が変わるということです。
難しいことなんですが、これがある程度できるようになると水草の調子が変わります!
綺麗に育つようになります!!
なので皆様もぜひディープな肥料の世界に足を踏み出してください。

そうは言ってもなかなか肥料を使い分けるのも大変なので、簡単な方法を一つご紹介致します。
それは。。。

「ソイル」を使う事です!

「さんざん肥料を語っといてそれか!」「知ってるよ!!!!!!」
というお怒りの声が聞こえてきそうですが、実際のところそうなのですよ。
100点満点とは言いませんが、水草用のソイルを使えば70点くらいの調子にはなります。
ソイル登場前は肥料を上手に使わない水草は育てられませんでしたが今までソイルのおかげで何方でも水草が楽しめるようになりました。
いや~ソイルは偉大なのですよ。
ソイルというか水草水槽の底床についてはまたの機会に詳しくブログを書きますのでお楽しみに!
↓水草育成にオススメのソイルを二つご紹介いたします。

JUN プラチナソイル
・濁りづらく立ち上げやすい
・初心者の方にオススメ
・肥料少なめ
ADA アクアソイルアマゾニア
・立ち上げがちょっと大変
・本格水草水槽にオススメ
・肥料多め

まずは初心者の方でしたら立ち上げが簡単なプラチナソイルがオススメです。
水草の育ちはアマゾニアに負けてしまいますが、立ち上げで失敗しづらいのはやっぱりストレスが少ないですよ。
本格水草レイアウトを目指すなら断然アクアソイルアマゾニアがオススメです。
最初の1ヶ月を乗り切れたら後はスムーズです。
二つを組み合わせて使う折衷案もありです。
詳しくは店頭でご相談ください!

再度、各元素の機能、欠乏症状、過剰症状の表と欠乏症状早見表を貼りますので実際の肥料添加に役立ててください!

三要素

機能 欠乏症状 過剰症状
窒素 ・植物の原形質の内、40~50%は窒素化合物で、もっとも必要とされる要素
・葉緑素や酵素、ホルモン合成等様々な形で利用される
・葉や茎を大きく太く成長させる
・光合成量は窒素量に比例する
・下葉から黄色になる(下葉が落ちる)
・植物全体が黄色くなる
・根が短い、成長が遅い
・生長点の葉が小さくなる
・葉が濃い緑色になる
・病気や虫への抵抗力が弱まる
・ヒョロヒョロとした姿になる
リン ・DNAや細胞膜、ATP等の原料になる
・代謝の早い部位に多く存在する
・生長、発芽、開花に重要とされる
・葉に光沢が無くなる(ツヤが無い)
・新芽やランナーの発生や伸びが鈍化
・生長点の葉が小さくなる
・過剰症状はあまり出ない
・亜鉛、鉄、マグネシウム欠乏を招く
カリウム ・体内のタンパク質や炭水化物の移動を助ける
・浸透圧調整機能を持つ
・光合成に必要なクロロフィル前駆体の合成に関わる(低光量下ではとくに大切)
・下葉から白化する
・葉脈が黄色になる(クロロシス)
・葉にしわがよる、縁が波打ったようになる
・窒素と同時過剰吸収しやすい
・鉄、マグネシウム、カルシウムの吸収を阻害する

多量二次要素

機能 欠乏症状 過剰症状
カルシウム ・他の栄養素を運搬する
・細胞内の情報伝達をする
・代謝時に発生する有機酸の中和
・生長点の白化
・根の成長が遅くなる(太く細根の少ない状態)
・根腐れしやすくなる
・過剰症状はあまりでない
・リン、マグネシウム、カリウムの吸収を阻害する
※水槽内に多量にある場合、pHを上昇させる
マグネシウム ・葉緑素を構成している
・酵素の活性剤
・体内のリンの移動を助ける
・下葉から黄色になる
・葉脈以外が黄色になる(葉脈は緑のまま)
・過剰症状はあまりでない
・カルシウム、カリウムの吸収を阻害する
硫黄 ・アミノ酸、タンパク質の元 ・下葉から黄色になる(下葉が落ちる)
・植物全体が黄色くなる
・過剰症状はあまりでない
※水槽内に多量にある場合、硫化水素を発生させて生体、水草双方にダメージを与える

微量要素

機能 欠乏症状 過剰症状
ホウ素 ・細胞壁の生成に関わる
・糖代謝に関わる
・生長点の白化、黄化する ・過剰症状はあまりでない
塩素 ・光合成に関り、光化学系IIの必須因子 ・新芽がクッシャとした感じになる
・根が太く短くなる
・過剰症状はあまりでない
マンガン ・光合成おける酵素の中心要素 ・葉脈間に白い斑点のようなものがでる
・葉が黄色く変色する(変な模様みたいに見えることも)
・症状は光合成の盛んな葉に出る
・過剰症状はあまりでない
・葉緑素の形成に関わる
・体内の酸素の移動を助ける
・酵素の活性剤
・生長点の白化、黄化する ・リン、カリウム、銅、亜鉛、モリブデン、マンガン等の吸収を阻害する
亜鉛 ・植物ホルモンの代謝に関わる
・タンパク質の合成に関わる
・新芽の展開が遅くなる
・節間が短くなり、小さな葉が密集したようになる
・鉄、銅、モリブデン等の吸収を阻害する
・光合成や呼吸に関わる酵素を構成する ・生長点の白化 ・鉄、銅、亜鉛等の吸収を阻害する
・根がぜんぜん伸びなくなる
モリブデン ・硫酸還元酵素(硝酸を窒素として利用する)を構成する ・窒素代謝が阻害され窒素欠乏になる ・鉄、銅、亜鉛等の吸収を阻害する
ニッケル ・尿素を分解する酵素の活性剤 ・葉の先端から黄化 ・過剰症状はあまりでない

以上、三部作となってしまいましたが皆様のお役に立てれば幸いです。
肥料添加は奥が深く、私もまだ研究途中です。
自宅の水槽では自分で作った肥料で遊んでいたりもするので、この辺りに興味のある方は店頭で私を見かけたらお声かけください!
こっそりお話しさせて頂きます。

長くなってしまうのでカットした以下の内容を「水草に必要な栄養素 おまけ編」としてまとめてブログに書きますので興味のある方は見てみてください。
あまり検証出来ていなくてまだまだ研究段階の内容なので話半分で見ていただけたらと思います。
・肥料の相乗作用と拮抗作用
・各元素の最適なpH
・セット初期に発生する肥料不足症状について
・最適な肥料バランスとは

それでは皆様、今回はここまでということで。。。
次回のブログもよろしくお願いします!

こちらも併せて読んで頂くと水草水槽への理解が深まるかもです。

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