HOW TO

ヒゲ状ゴケ

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流木やシャワーパイプ、成長の遅い水草などに付き易いコケで、ねもとから放射状にフサフサとはえてきます。時には緑色の場合もありますが通常は黒くヒゲのようにはえています。

原因

水換え不足、硝酸塩やリン酸塩が過剰、PHや硬度が高い、砂利の汚れ、ろ過材が古いなど。水流により活性されるので水流が当る所に発生しやすい。

対策

一番の要素は、水中の養分過多(おもに硝酸塩やリン酸)です。
水換え不足、底床の掃除不足、ろ過器の掃除不足、水流を徹底的にチェックしてみましょう。一度出てしまうとなかなか根絶し辛いのでとにかく出さないように心掛けましょう。
出てしまったコケに対しては、地道な作業とメンテナンス生物で対応します。流木に付いてしまったものは水から取り出しナイフの裏など鉄の硬いもので流木の表面ごとこそぎ落してしまいましょう。
石に付いてしまったものは、熱湯に浸けたりルートアンドブランチなど酸性物質を塗ってコケが弱り柔らかくなったものをヤマトヌマエビやサイアミーズ・フライングフォックスなどに食べてもらいましょう。
硬い葉に付いたものは、コケノンを2倍~4倍に薄めて塗り弱った所を上記の生物達に食べてもらいましょう(柔らかい葉や薬品が濃すぎる場合は水草も枯れてしまいます)
注:コケノンは、酸性の為良く洗ってから水槽に戻してください。

対策生物 対策器材
・サイアミーズフライングフォックス bwggu6z9プロビッカー egdp29otコケノン
・ヤマトヌマエビ
(弱ったコケなら可)
・ペンシルフィッシュ
(弱ったコケなら可)
代表的なメンテナンスフィッシュ

サイアミーズフライングフォックス

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黒ヒゲゴケを多少食べてくれることで、有名になった魚。黒ヒゲゴケ以外にも茶ゴケや糸状のコケも小量ながら食べてくれます。
やや大きくなるのが難点で、成魚になると多少縄張り意識も出てきて他の魚にちょっかいを出す時があります。
この魚に似ているガラSPという魚は、あまりコケを食べてくれません。サイアミーズフライングフォックスとして間違って販売されていることがありますので注意してください。


ヤマトヌマエビなどのエビ類
※写真はヤマトヌマエビ

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小さい手を使って、立体的なコケを食べてくれます。
つまみとって食べる食性の為、平面的なコケは苦手でガラス面のコケなどは期待できません。また、足場が悪いところにはえてしまったコケもあまり食べなかっ たり(水流が強いところなど)柔らかい葉が食害されてしまう事もあるので注意が必要です。
エビは魚と違って環境変化に弱いので、導入時の水合わせや水換えによる環境の急変に気を付けましょう。高水温、酸欠、水質悪化、薬品に弱い面がありますので魚が病気になった時や夏場の管理に気を付けましょう。
小型エビの中には、ヤマトヌマエビよりもやや小さいミナミヌマエビや3cmぐらいにしかならないビーシュリンプ、チェリーシュリンプなど数多くいるので見た目とコケ取り能力を考えながら水槽にあった物を選びましょう。
通常の60cm水槽の場合コケの防止にはヤマトヌマエビを10匹ぐらい入れておくと良いでしょう。10匹と言っても、隠れている事がおおいので実際に見掛 けるのは6匹前後だと思います。ヤマトヌマエビ10匹分の仕事を他の小さいエビでまかなうには20~30匹ぐらい必要になると考えて購入されると良いと思 います。
また、エビは水質に敏感なため、水槽に入れる際は、水合わせをして、ストレスのないようにしてあげましょう。導入後1~2週間は環境に慣れず、隠れていることがあります。
コケが少ないときはエビ用のエサを与えましょう。

 


ペンシルフィッシュ

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糸状のコケを多少は食べてくれるといわれている魚。黒ヒゲゴケも極少量ながら食べてくれるという話を聞きます。あまり早く泳ぐ魚では無いので混泳する魚はおとなしい魚を選ぶと良いでしょう。

種類別 コケの原因と対策

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